体内のトリグリセリド(中性脂肪)には、エネルギー源としての役割があります。しかし、食べ過ぎ、飲み過ぎによって血中のトリグリセリドが増加すると、動脈硬化の発症や促進につながり、脳梗塞、心筋梗塞などの原因になります。また、血液中のトリグリセリドが急激に増加した場合は、急性すい炎を引き起こすケースもあります。
空腹時に採取した血液を検査し、トリグリセリド(中性脂肪)の数値が150mg /dL以上あった場合、高トリグリセリド血症と診断されます。治療としては、食事療法を中心とした生活習慣の改善が大切です。生活習慣の改善が効果を示さない場合、薬物療法を実施します。