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睡眠時間の長さ

原語
habitual-sleep-duration
研究
米国 ハーバード大学

この研究のふむふむポイント

睡眠時間は足りていますか?

 「今日こそはぐっすり眠りたい・・・」そんな風に思いながら、日々忙しく過ごされている人も多いのではないでしょうか。睡眠は私たちの身体や脳を休めるために欠かせないものの、睡眠時間はますます減少の傾向にあります。

睡眠時間の長さと遺伝子の関係とは?

 私たちの日々の睡眠時間は社会的役割、生活スタイル、加齢をはじめ様々な理由で変化していきます。一方、これまでの研究から、睡眠時間の長さに遺伝子が関与していることも分かってきています。そこで、米国ハーバード大学をはじめとする研究グループは、睡眠に関係する遺伝子に存在するSNPと睡眠時間の長さとの関係を調べました。

睡眠時間の長さも遺伝型のタイプでわかる?

 研究の結果、DAT1という遺伝子のrs464049というSNPに「G」を持つ人ほど睡眠時間が短くなる傾向があることが分かりました。

  • 2023年8月31日(木)12:00(正午)
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睡眠時間の長さについてもっと知る

睡眠時間は足りていますか?

 「今日こそはぐっすり眠りたい・・・」そんな風に思いながら、日々忙しく過ごされている人も多いのではないでしょうか。睡眠は私たちの身体や脳を休めるために欠かせないものの、近年睡眠時間はますます減少の傾向にあります。

 言うまでもなく、慢性的な睡眠不足は、生活習慣病や精神疾患といった病気につながるだけでなく、事故やヒューマンエラーの危険性を高めるなど、生活に様々な影響を及ぼします。

 平成30年国民健康・栄養調査によると、睡眠で休養が十分にとれていないと感じる人(睡眠で休養が「あまりとれていない」または「まったくとれていない」と回答した人)は 全体の21.7%であり、この10年で増加しているのだそうです。また、1日の平均睡眠時間を性別・年齢別にみると、6時間未満と答えた人が、男性の30~50歳代、女性の40~60歳代で4割を超えており、多くの人が短い睡眠時間で過ごしていることがうかがえます(※1)。

 ただし、必要な睡眠時間には個人差があるとも言われています。自分の睡眠時間が足りているかを知るひとつの手段としては、日中の眠気がポイントになります。昼過ぎにある程度眠気を感じることは自然なことですが、昼過ぎ以外の時間帯でも強い眠気におそわれる場合は、寝不足の可能性があるかもしれません(※2)。

睡眠時間の長さと遺伝子の関係とは?

 昇進して仕事が忙しくなった、子供が生まれて生活スタイルが変わった、年齢を重ねて朝早く目が覚めるようになった・・・など、私たちの睡眠時間は様々な要因によって変化します。

 さらに言えば、その日の気分や体調、周囲の環境でも睡眠時間は変わっていきます。そう考えると、日々の睡眠時間の長さは、多くの要因が複雑に絡み合って決まっていくと言えるかと思います。

 一方で、睡眠時間の長さは遺伝するとも言われています。つまり、遺伝子の働きによっても睡眠時間が決められているのです。これまでの研究から、睡眠時間の長さは、環境要因だけでなく、遺伝要因が2~3割程度関わっていることが報告されています(※3-5)。

 そこで、米国ハーバード大学をはじめとする研究グループは、これまで睡眠に関連があることが知られている遺伝子に着目し、それら遺伝子のSNPと睡眠時間の長さの関連について調べました(※6)。

睡眠時間の長さも遺伝型のタイプでわかる?

 研究の結果、神経伝達物質のひとつであるドーパミンに関わるDAT1という遺伝子のrs464049というSNPに「G」を持つ人ほど睡眠時間が短くなる傾向があることが分かりました。

rs464049には、GG、GA、AAの遺伝型がありますが、日本人平均と比べると

・GGの遺伝型を持つ人は「睡眠時間が短いタイプ」
・GAの遺伝型を持つ人は「睡眠時間がやや長いタイプ」
・AAの遺伝型を持つ人は「睡眠時間が長いタイプ」

という遺伝的傾向を持っていると言えます。

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研究の詳しい内容を見る

 米国ハーバード大学をはじめとする研究グループは、英国バイオバンクに登録されている欧米人(40~69歳の男女)111,975人を対象に、これまで睡眠に関連があると知られている遺伝子と睡眠時間の長さの関連について調べました。それぞれの睡眠時間の長さは、「1日あたりの睡眠時間は昼寝も含めて何時間でしょうか?」という質問をし、1時間単位で自己申告してもらうことで調査しました。

対象SNPの遺伝型に基づき、以下のタイプに区分されます。

  • 睡眠時間が短い
    45.3%GG
  • 睡眠時間がやや長い
    44.0%GA
  • 睡眠時間が長い
    10.7%AA
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