このたびMYCODEでは、横浜市立大学と共同で『iPS細胞を用いたNAFLDの治療薬及び早期発見法開発に向けた研究』を開始し、この研究への参加者を期間限定で募集します。本研究は、平成29年度 横浜市特区リーディング事業助成金(プロジェクト助成)の支援のもとに行われます。
近年注目を浴びているiPS細胞は再生医療での応用が検討されていますが、実は疾患の治療法や早期発見法の開発においても大きな効果を発揮する可能性があります。
NAFLD(非アルコール性脂肪性肝疾患)という肝臓の病気は、お酒を飲まない方に起きる脂肪肝として注目されており、その患者数は増えていると言われています。NAFLDは肝硬変や肝臓がんという死に繋がる病気であるため、早期に発見し、対策を打つことが重要ですが、自覚症状がないことから自分で見つけるのは困難です。
本研究では、iPS細胞からミニ肝臓と呼ばれる生体内に近い肝臓を構築し、NAFLDの病態を模倣することによってNAFLDの治療標的遺伝子や早期発見のためのバイオマーカーを探索します。
遺伝子解析により、MYCODE会員の中から、NAFLDに関する遺伝子をお持ちであると考えられた方を探します。対象となった方には、iPS細胞作成研究へのご協力(採血)をご案内させていただきます。採血では、一般的な健診等で実施される量の血液を採取させていただく予定です。
<実施日>
2018年1月18日(木)
13:15-14:30
または
2018年1月19日(金)
13:15-14:30
<実施場所>
株式会社DeNAライフサイエンス
東京都渋谷区渋谷2丁目21-1渋谷ヒカリエ21F
地図はこちら
(※)MYCODE遺伝子検査お申し込みの際にご提出いただいた「遺伝子検査申込書兼同意書」の、「ヘルスビッグデータを用いた健康長寿社会の実現に向けた研究」へのご協力のお願いにご同意いただいた方です。
まだMYCODE検査結果が返却されていない方は本研究に参加いただくことができませんので、ご了承ください。
研究へのご応募は12月28日(木)23:59まで
参加応募に進む
なお、本研究に関して、メールやサイト内で知り得た情報・内容・著作物について、掲示板やホームページへの記載を含み、口外・転用することを禁止いたします。
本研究についてご質問などがありましたら、下記のお問い合わせ窓口までご連絡ください。
<お問い合わせ窓口>
株式会社DeNAライフサイエンス
0120-08-4946 午前10時から午後5時(土・日・祝日、年末年始は除く)
research@mycode.jp
※年末年始のMYCODEリサーチお問い合わせ窓口休業期間:2017年12月30日(土) ~ 2018年1月3日(水)
休業期間中は、メールの回答までにお時間をいただく場合がございます。
iPS細胞は、人工多能性幹細胞(induced pluripotent stem cell)という細胞で、皮膚や血液から取り出した細胞から全身のどの細胞にも変化をすることができるとされます。この性質を応用し、血液の病気を調べたい時には血液の細胞へ、肝臓の病気を調べたい時には肝臓の細胞へ試験管の中で変化させ、再生医療や薬の開発などに応用することができます。