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【2018-2021年】インフルエンザ

インフルエンザの関連遺伝子の発見には、大規模なデータが不可欠!
アンケートに答えて日本人ゲノムの大規模研究に参加しよう

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 インフルエンザに関するMYCODE Researchアンケートには、これまでに延べ10,000名を超えるMYCODE会員の皆様にご回答いただいており、MYCODE Researchの中でも最大の回答数を確保しています。

 過去にご回答いただいたアンケートと遺伝情報を元に、「インフルエンザウイルスへのかかりやすさ」と関連する遺伝要因の探索を行った結果、免疫応答を担う遺伝子が関わる可能性が示唆されました。この研究結果は、昨年の第65回人類遺伝学会にて発表しています。結果を更に検証し、インフルエンザの感染予防や重症化の予防に繋げるためには、各シーズン毎の罹患の状況や重症化について、より大規模なデータの収集が必要不可欠です。

ぜひ、引き続きアンケートへのご協力をお願いします。

2021年~2022年にかけて、インフルエンザが大流行する可能性も?

 ソーシャルディスタンス、マスクや手洗いの徹底などの感染防止策が奏功し、2019年、2020年ではインフルエンザは流行しませんでした。それはつまり、2年間に渡りインフルエンザに対する免疫を持たない人が増え続けていることになります。

 1918年に流行したスペイン風邪はインフルエンザウイルスによるものですが、今世界中でパンデミックとなっている新型コロナウイルスの10倍近くの死者を出したそうです。インフルエンザウイルスはとても感染力が強く、せきやくしゃみから簡単にうつってしまいます。新型コロナワクチン接種で免疫を獲得し、新型コロナウイルスに対して安全だったとしても、インフルエンザウイルスからは守ることができません。
 
 今年、あるいは来年、それ以降になるかもしれませんが、新型コロナウイルスの感染拡大が落ち着いて人々がマスクを外す頃、これまでのシーズンを大きく上回るインフルエンザの大流行が発生する可能性があります。そのため、インフルエンザに対して自分なりの予防策を行っておくことがとても重要です。

インフルエンザの「重症化」にも遺伝子が関わる?

 最新の研究により、新型コロナウイルス感染症の重症化に個々人の遺伝型が関わることが報告され、注目が集まっています。さらに、この関連遺伝子は、欧米人やアジア人などの地域集団ごとに異なることが分かってきています。
 これまでのMYCODEの解析から、「インフルエンザウイルスへのかかりやすさ」と遺伝子の関連が示唆されましたが、実は、インフルエンザの「重症化」にも、遺伝子が関係していることが、中国人集団を対象としたゲノム研究により報告されています。一方で、同じ東アジア圏でも漢民族と日本人で遺伝的背景に違いがあることが報告されており、日本人でのインフルエンザの重症化に関する遺伝子は、まだ特定されていません。

私たちと一緒にインフルエンザと遺伝子の関係を調べる研究に参加しませんか?

 MYCODE Research(マイコード・リサーチ)では、お客様の遺伝情報とアンケート結果を組み合わせて、インフルエンザに関連する日本人の遺伝子を探索する研究を進めています。研究結果は、皆様にも「研究成果レポート」としてお届けしていく予定です。
 インフルエンザに関連する遺伝子が見つかることで、より個々人に合ったインフルエンザの予防や治療につながっていく可能性があります。新型コロナウイルス感染症の感染拡大で、以前よりも身近になった感染症。あなたもアンケートに答えて、この研究に参加してみませんか?

(この記事の後のアンケートからご参加いただけます)

本アンケートは、国立大学法人東京大学医科学研究所との共同研究「日本人DNA多型データを用いた日本人のための疾病リスク予測モデルの研究」の一環です。研究詳細はこちらからご覧いただけます。
※この研究は、遺伝子検査お申し込みの際に研究参加同意をいただいている方を対象としています。研究参加同意をいただいていない方のアンケート結果につきましては、研究の解析からは除外いたしますが、アンケート回答後に表示される集計結果には回答内容が反映されます。

【2018-2021年】インフルエンザの研究アンケート

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