MYCODEトピックス

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【管理栄養士コラム】料理の仕方で野菜に含まれるビタミンが減ってしまう!?おすすめの調理方法をご紹介の画像食事・生活

【管理栄養士コラム】料理の仕方で野菜に含まれるビタミンが減ってしまう!?おすすめの調理方法をご紹介

 ビタミン類は、私達の身体の組織になる栄養素ではありませんが、様々な機能を調節してくれる働きがあります。欠乏すると、体がだるくなったり、骨がもろくなったりするなどの症状や、貧血や心疾患、がんなどの発症にも関与していることが知られています。また、皮膚のコラーゲンの生成にも関与していますので、欠乏すると肌荒れの原因にもなります。一方で、多くのビタミンは体内で作ることができないため、食事から日々摂取することが重要です。
 ビタミンを様々な食材から摂取しようとした場合、加熱する過程で損失される(調理損失)ことは良く知られています...

脳を鍛えて、健康に年を取る!「脳トレ」とスマート・エイジングの可能性を川島教授、大いに語る【MYCODEセミナーレポート】の画像病気・医療

脳を鍛えて、健康に年を取る!「脳トレ」とスマート・エイジングの可能性を川島教授、大いに語る【MYCODEセミナーレポート】

 最先端の遺伝子研究や最新の健康トピックに関して、第一線で活躍する講師陣をお招きして開催するMYCODEセミナー。2019年7月末は、ゲームソフトとして大ヒットを記録し、社会現象にもなった「脳を鍛える大人のDSトレーニング(通称:脳トレ)」の監修者として有名な川島隆太教授による「スマート・エイジング」の意義と脳トレの効果についての講義を開催しました。
講師:川島 隆太 先生
(株)NeU 取締役CTO、医学博士。
専門は融合脳計測科学。東北大学加齢医学研究所 所長。人間の脳機能の発達研究、および機能開発に関する産学共同研究、国際プロジェクト等の実績多数...

睡眠不足で友達が減っちゃうって本当?の画像食事・生活

睡眠不足で友達が減っちゃうって本当?

毎日、よく寝ていますか?
 最近は、心拍数や消費カロリーが測定できる、スマートウォッチなどのウェアラブル端末を利用している方が増えてきましたね。中には睡眠パターンを計測できるものもあり、睡眠時間が少ないと言われている日本人にとって、睡眠について考えるよい機会になっているのではないでしょうか。

 そんな睡眠と関連する研究で、2017年に興味深い論文が発表されました。最近忙しくてあまり寝ていないなという方は、ぜひ最後まで読んでくださいね...

腸内フローラで健康管理ができる?最新研究から読み解く腸内細菌の機能と可能性【MYCODEセミナーレポート】の画像体質・身体

腸内フローラで健康管理ができる?最新研究から読み解く腸内細菌の機能と可能性【MYCODEセミナーレポート】

 最先端の遺伝子研究や最新の健康トピックに関して、第一線で活躍する講師陣をお招きして開催するMYCODEセミナー。2019年7月は、腸内環境や腸内細菌の割合などが分かる独自の検査キット「Mykinso」を開発・販売している株式会社サイキンソーから、竹田綾取締役CSOと管理栄養士の志田結先生をお迎えして、「腸内フローラ」の基本情報から最新の研究成果、腸内環境を整える生活習慣などについてお話いただきました。


講師:竹田 綾 先生
株式会社サイキンソー取締役CSO。高卒で渡米、フロリダ州立大学で博士号取得(分子生物物理学)後に帰国...

【認定遺伝カウンセラーコラム】貧血の原因は赤血球の形状!?重症化することもある貧血「サラセミア」について知ろうの画像病気・医療

【認定遺伝カウンセラーコラム】貧血の原因は赤血球の形状!?重症化することもある貧血「サラセミア」について知ろう

「サラセミア」とはどんな病気?
 サラセミアは、遺伝的に赤血球の形状が変化してしまう病気です。日本人ではβサラセミアは1,000人に1人程度と言われており(※1)、軽度の場合は軽い貧血症状程度しか現れないため、自分がサラセミアであることに気が付かない場合も多いようです。

 健康な人の赤血球は、中にくぼみのある円盤状をしているのに対し、サラセミアを発症している人の場合はアーチェリーやダーツの的(標的)のような標的赤血球が出現します(図)。
図 健康な人(左)とサラセミア患者(右)の血液の顕微鏡写真。矢印が標的赤血球...

「疲れやすい」や「めまい」は甲状腺が原因のことも!?気になる症状をチェックの画像病気・医療

「疲れやすい」や「めまい」は甲状腺が原因のことも!?気になる症状をチェック

元気な生活になくてはならない甲状腺の働き
 甲状腺は、のどぼとけの下にある小さな臓器で、「甲状腺ホルモン」を作って血液中に分泌しています。甲状腺ホルモンは、体の成長を促し、全身の細胞の新陳代謝を活発にするなど、私たちが元気に生活するためになくてはならない役割を担っています。

甲状腺のイメージ図(画像:shutterstock.com)
 甲状腺ホルモンの量は多すぎても少なすぎても体にとって問題となるため、その分泌量は適切にコントロールされる必要があります。しかし、何らかの要因でそのコントロールがうまくいかなくなると全身に様々な症状が現れてしまいます...

日本人はどこから来たのか? ~MYCODEセミナー「ミトコンドリアDNAでたどる日本人のルーツ」【レポート】の画像遺伝子

日本人はどこから来たのか? ~MYCODEセミナー「ミトコンドリアDNAでたどる日本人のルーツ」【レポート】

 最先端の遺伝子研究や最新の健康トピックに関して、第一線で活躍する講師陣をお招きして開催するMYCODEセミナー。2019年5月は、MYCODE ディスカバリーでもご提供している「ミトコンドリアDNAのハプログループ」に関連する内容で、日本人のルーツ研究の第一人者でいらっしゃる国立科学博物館の篠田謙一副館長の特別講義を開催しました。
講師:篠田 謙一 先生
京都大学理学部卒業、医学博士。専門は分子人類学。国立科学博物館 副館長(兼)人類研究部長。日本及びアジア・中南米諸国の古代人のDNAの分析を通して、日本人の起源や世界の人類拡散の歴史を追及している...

【管理栄養士コラム】食品の焦げを食べるとがんになるって本当!?の画像食事・生活

【管理栄養士コラム】食品の焦げを食べるとがんになるって本当!?

 「焦げを食べるとがんになる可能性が・・・」と聞いたことはありませんか?テレビなどで取り上げられることもあり、なんとなく焦げに対して、あまり良くないイメージがあるのではないでしょうか。

 がんの発症に関係している可能性がある焦げの成分は2種類あり、じゃがいもや野菜、パンなどの焦げに含まれる「アクリルアミド」と、肉や魚の焦げに含まれる「ヘテロサイクリックアミン」が挙げられています(※1)。この2つを比べると、アクリルアミドの方がヘテロサイクリックアミンよりも発がんへの影響が高いといわれています。今回はアクリルアミドについてご紹介させていただきます...

記憶力を上げたいときに積極的にとるべき!?身近な飲み物にも意外な効果の画像食事・生活

記憶力を上げたいときに積極的にとるべき!?身近な飲み物にも意外な効果

とても身近なコーヒーやチョコレート、実は意外な効果が?
 コーヒーやお茶などのカフェインが含まれる飲み物を飲みながら仕事や勉強をする、なんてこと多くありませんか?一緒にチョコレートや抹茶のお菓子を食べるのもおいしいですよね。ついつい摂取してしまうカフェイン入り食品。おいしいからというのもあるけれど、ちょっと眠気を覚ましたい、そんな効果も期待していませんか?

 そんなあなたに朗報です!実はカフェインには、覚醒だけではなく記憶の定着にも関係があるということが報告されているのです...

【管理栄養士コラム】乳がんは予防できるのか?~若いうちから知っておきたい生活習慣~の画像病気・医療

【管理栄養士コラム】乳がんは予防できるのか?~若いうちから知っておきたい生活習慣~

 乳がんは、近年日本人において増加傾向にあり、注目されています。国立がん研究センターの発表によると、がんになった(罹患)人数が女性1位、乳がんが原因で死亡した人数が5位とされています(表1)。具体的な数字をみてみると、女性は、生涯で11人に1人が乳がんになるといわれていますが、乳がんで死亡する人は66人に1人とされ、高い罹患率に対して、早期に発見することで死亡率が低いことも特徴のひとつです(※1, 2)。
表1. 女性のがん罹患数と死亡者数の順位(※1, 2)
 また、乳がんは、他のがんと比べると若い世代でかかる人が多いのも特徴です(図1)...