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女性必見!愛する子供のために、気をつけたほうが良い事は?

2015年02月03日 15時00分

糖尿病のリスクには様々な要因が関わっている事が知られていますが、今回明らかになったのは、少し意外なお話です。今回ご紹介する研究によると、生まれた時の体重が、将来の糖尿病リスクに関わっている、とのことです。


写真はイメージです。記事と直接の関係はありません。(写真 VanessaQ/クリエイティブ・コモンズ 表示-継承 3.0 非移植)

これから生まれてくる子供のために、気をつけた方が良いことがあるようです。
低体重で生まれた赤ちゃんは、将来的に2型糖尿病になるリスクが高かったとして、米カリフォルニア大学ロサンゼルス校のソン・ヤン氏らの研究グループが2014年12月、欧州糖尿病学会の機関誌ダイアベトロジアに論文を報告したので、ご紹介いたします。

2型糖尿病のリスクに、出生時の体重が関係?

研究グループは、2型糖尿病になるリスクに影響している要因を調べるため、「女性の健康イニシアチブ観察研究」と呼ばれる研究に参加した女性被験者の中で、新たに2型糖尿病になった1200人強と糖尿病になっていない人約1800人について、血液検査の結果など、様々なデータを比較研究しました。

結果として、意外な要因が女性の2型糖尿病のリスクに影響を与えていることがわかりました。生まれたときに低体重だった女性は、2型糖尿病のリスクが明らかに高い、という関係性が明らかになったのです。研究グループの報告によると、生まれたときの体重が3630gから4540gの女性と比べて、2720g未満の女性の危険度は、糖尿病発症のリスクが、なんと2.15倍も高くなっていたのです。
(※体重の値は米国人女性なので日本人では少し異なることに注意が必要です。)

低体重で生まれると、血糖値が下がりにくくなる?

研究グループは、何らかの血液検査の値が、生まれたときの低体重と2型糖尿病になるリスクを結びつける目印にならないかについても検討しました。すると出生時に低体重で、その後2型糖尿病になった人のうち、約半分の人が血糖の下がりにくさに関わる「インスリン抵抗性」を伴っていることがわかりました。

詳細なメカニズムはわからないので仮説にはなりますが、低体重で生まれた赤ちゃんは、血糖値を高く保とうとするメカニズムを持つようになり、それが行き過ぎて高血糖、ひいては糖尿病をひきおこしているのかもしれません。

生まれる前に赤ちゃんが大きくなりすぎると難産になるともいわれますが、赤ちゃんが小さすぎると今度は成長後の健康に影響を及ぼしかねないということが、今回の研究により明らかになりました。以前、ママの脂肪が減ると、赤ちゃんの死亡率も減少!ただし、痩せすぎはダメ! の記事でも母親の健康管理について紹介しましたが、生まれてくる赤ちゃんの将来のためにも、お母さんは健康的な生活を送りたいですね。


参考文献

Song Y et al. Birthweight, mediating biomarkers and the development of type 2 diabetes later in life: a prospective study of multi-ethnic women.
Diabetologia. 2015 Jan 8.

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