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育児・子供

胎児のときの受動喫煙がアレルギー疾患の発症リスクを高める -16年間にわたる追跡調査が明らかに-

2015年02月14日 10時00分

問題視される受動喫煙。日本でも受動喫煙防止の対策推進が求められています。様々な健康被害が報告される中、赤ちゃんや幼い子供の時の受動喫煙が、アレルギー性疾患を発症する可能性が高くなることが報告されたのです。


Smoking area

(写真:Asacyan/クリエイティブ・コモンズ 表示-継承 3.0 非移植)

世界中で問題の受動喫煙はアレルギーの原因に?

国内外で受動喫煙が問題視されており、各自治体には、受動喫煙防止の対策の推進が求められています。
スウェーデンの研究グループは、両親のたばこによる胎児や幼い頃の受動喫煙がアレルギー性疾患を発症するリスクを高めることを、米国小児科学会の機関誌Pediatricsの2014年9月号で報告しました。

赤ちゃんへの受動喫煙の害を調査

研究グループは、4089人の子どもたちを対象として妊娠中から16歳まで、16年間にわたり、ぜんそく、鼻炎、湿疹といったアレルギー性疾患に対する受動喫煙の影響を調べました。アンケート調査により親の喫煙習慣、ライフスタイル、アレルギー症状に関する情報を集めました。

喘息、鼻炎、湿疹を発症するリスクが高くなる

妊娠中に、親がタバコを吸うことによる受動喫煙は、鼻炎や湿疹には影響を与えないものの、ぜんそくのリスクを1.45倍高め、たばこの量が多くなるほど、リスクが高くなることが分かりました。
一方、幼児以降における受動喫煙は、ぜんそくで1.23倍、鼻炎で1.18倍、湿疹で1,26倍それぞれリスクを高めました。発症リスクは、ぜんそくと鼻炎は主に幼年期で高く、湿疹の発症リスクはそれより後の時期で高くなっていました。

今回の調査により、妊娠中や幼年期の受動喫煙は、幼年期から思春期まで影響を与えている可能性が示されました。まずは家庭内での受動喫煙対策から始めてみてはいかがでしょうか。


参考文献

Thacher JD et al. Pre- and postnatal exposure to parental smoking and allergic disease through adolescence.
Pediatrics. 2014 Sep;134(3):428-34. doi: 10.1542/peds.2014-0427.

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