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育児・子供

妊婦さんの食事は大変!
生まれてくる子供を喘息から守るには!?

2015年05月15日 09時00分

 妊娠されている方は、日頃から何を食べるか頭を悩まされていると思います。生まれてくる子供を喘息にさせないために、注意する食品が新たに増えそうです。


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写真はイメージです。記事と直接の関係はありません。(写真:ProjectManhattan/クリエイティブ・コモンズ 表示-継承 3.0 非移植)

 「食品用のプラスチック容器は危険」という話を聞いたことはありませんか? 人に有害な物質がプラスチック容器から溶け出し、悪さをしているのではないかということのようです。
 米国の研究グループは、一部の食品用の容器等に使われているビスフェノールAと子供の喘息との関連を調べました。果たしてその結果は・・・。

容器から溶け出す「ビスフェノールA」とは

 ビスフェノールAは、人の体内でホルモン作用をおこしたり、逆にホルモン作用を阻害する、いわゆる「内分泌攪乱化学物質」のような働きをすることが疑われている物質です。ビスフェノールAの主要な曝露源としては、プラスチックや缶などの容器が指摘され、MYCODEトピックスでも、高血圧を引き起こす物質として紹介したことがあります。ビスフェノールAを含む容器を洗剤で洗浄したり、酸や高温の液体につけることによりビスフェノールAが溶け出すことが知られていました。

ビスフェノールAが、肺の機能に関係する!?

 喘息の主な症状は、咳や喘鳴(ぜんめい、息をはいている時にゼーゼー・ヒューヒューすること)です。研究グループは、アメリカオハイオ州に住んでいる398組の母子を対象として、尿中のビスフェノールAの量、肺の機能や喘鳴の有無を調べました。肺の機能は、息を最大に吸った状態から一気に吐ききってもらったとき、最初の1秒間で吐き出せた量を指標としました。

妊娠期の中で、特に注意を要する時期があった

 その結果、妊娠中の母親の尿中のビスフェノールAの濃度が10倍高まると、4歳のときの肺の機能が低下することがわかりました。一方、5歳時点では、ビスフェノールAと肺機能との関連は認められなかったそうです。
 子供の喘鳴の症状と母親の尿中の平均ビスフェノールA濃度との関連は認められませんでしたが、妊娠16週目の時のビスフェノールA量が10倍高くなると、子供がゼーゼー・ヒューヒューとなるリスクが約4倍高まることがわかりました。

 日本では、食品衛生法の規格基準で容器からのビスフェノールAの溶出を2.5μg/ml(2.5 ppm)以下と制限されており、ビスフェノールAの溶出を低減させるための製品改良が進んでいます。とはいえ、妊娠中にはビスフェノールAを体内に取り込みすぎないように気をつけたいですね。


参考文献

Spanier AJ et al. Bisphenol a exposure and the development of wheeze and lung function in children through age 5 years.
JAMA Pediatr. 2014 Dec;168(12):1131-7. doi: 10.1001/jamapediatrics.2014.1397.

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