病気・医療

病気に関する情報、ダイエット、生活習慣や健康に関する情報、そして遺伝子に関する情報など、幅広い医療・健康情報の中から、病気・医療に関する情報をお届けします。

夜勤が多い人は「あの病気」のリスクが上がる!?たばこや脂っこい食事は控え目に!の画像病気・医療

夜勤が多い人は「あの病気」のリスクが上がる!?たばこや脂っこい食事は控え目に!

安心社会に不可欠な「シフト制勤務」、でも体に負担が?
 日本では、原則として勤務時間の上限は1日8時間、週に40時間と、労働基準法で決まっています。その一方で、警察、消防、病院、コンビニなどでは、24時間365日、人員が配備されている必要があります。そのため、労働日や労働時間をずらして「シフト制勤務」が組まれています。私たちの安心した生活は、こういった方々のシフト制勤務の下に成り立っていると言っても過言では無いでしょう...

野菜食べていますか?目だけでなく記憶力にもよい「ルテイン」とは!?の画像病気・医療

野菜食べていますか?目だけでなく記憶力にもよい「ルテイン」とは!?

 緑黄色野菜に多く含まれていると知られるカロテンの一つ「ルテイン」という栄養素と、それによく似た「ゼアキサンチン」の効果について、米国ボストン、タフツ大学のエリザベス・J・ジョンソン氏が総説を発表しました。

目を形成するために大切な栄養素
 ルテインとゼアキサンチンは目の奥にある黄斑部を形成する重要な成分で、視力を助ける役割についてはこれまでもよく知られてきました。それだけでなく、ルテインは子供や大人の認知力に影響を及ぼすという効果がわかってきたのです...

糖尿病予防にチョコレートが効果的って本当!?の画像病気・医療

糖尿病予防にチョコレートが効果的って本当!?

チョコレートを食べたい!でも健康に悪そう
 甘くって、とってもおいしいチョコレート。この時期、男女ともにチョコレートが食べたくなっちゃいますよね。一方、チョコレートは糖分も脂肪分も多いことで有名なので、健康への影響は少し気になるところです。

 そんな悩ましいチョコレートですが、意外なことに今回、チョコレートを食べる人は、まったく食べない人よりも糖尿病になるリスクが低い、ということがわかったのです...

赤身肉やレバーが大好き!?でも、血糖値高めな人は鉄分の摂りすぎにご注意をの画像病気・医療

赤身肉やレバーが大好き!?でも、血糖値高めな人は鉄分の摂りすぎにご注意を

鉄分はしっかり摂るべき?摂りすぎちゃダメ?
 若い女性に多いとされる鉄分不足。意識して鉄分をしっかり摂りましょう、というお話は良く聞きます。

 一方で、糖尿病の疑いがある人、すなわち血糖値がやや高めな人にとっては、逆に鉄分の摂りすぎに注意が必要だ、という事が明らかになってきました。2014年12月、米国のフロリダ大学を中心とした研究グループは、血糖値が高めな人において、血中の鉄分が多すぎると、死亡率が高まるという報告をしています...

え、ホント!?テレビを見すぎるとがんになりやすい・・・?の画像病気・医療

え、ホント!?テレビを見すぎるとがんになりやすい・・・?

座っている時間とがんの関係
 ドイツの研究グループは、座っている時間の長さとがんのかかりやすさの関係について報告しました。

 研究グループは、43件の研究報告に含まれる、合計400万人以上の研究参加者からの回答から、「テレビを見ている時間」「休憩のために座っている時間」「仕事で座っている時間」「1日に座っている時間の合計」のデータと、その後がんにかかったかどうかとの関連性を調べました。
大腸がん、子宮体がん、肺がんが増加
 このうち、何らかのがんになった人は約6万9000人でした...

B型肝炎ウイルスの予防接種の効果は?30年の長きに渡る研究の成果の画像病気・医療

B型肝炎ウイルスの予防接種の効果は?30年の長きに渡る研究の成果

B型肝炎ワクチンの効果を30年間のデータで検証
 世界中の多くの国々で定期接種として採用されているB型肝炎ワクチン、日本では任意接種となっている*ためか、認知度が低いです。果たしてその効果のほどはどうなのでしょうか。

 この問への答えとして、中国の研究グループは、赤ちゃんの時にB型肝炎ウイルスの予防接種をすることで、その後の肝臓がんやその他の肝臓病のリスクが低くなることを報告しました...

がん治療において医学研究の成果は出ているの?がん生存率の推移を国際的に比較した結果とはの画像病気・医療

がん治療において医学研究の成果は出ているの?がん生存率の推移を国際的に比較した結果とは

「がんの5年生存率」って?改善してるの?
 「がんの5年生存率」という言葉をご存知でしょうか?これは、がんの治療開始から5年間生存している人の割合を示している数値だそうです。

 がん治療において、医療の進歩は著しく進んでいるといわれていますが、果たしてがんの5年生存率は大きく改善しているのでしょうか。そして、国や地域による生存率の差は少なくなっているのでしょうか。

 この疑問に対して、2014年ロンドン大学衛生熱帯医学大学院を中心とした研究グループが調査結果を報告しました...

クローン病を知っていますか?新たな関連遺伝子の発見で、原因解明へ一歩前進の画像病気・医療

クローン病を知っていますか?新たな関連遺伝子の発見で、原因解明へ一歩前進

クローン病の原因遺伝子を探して
 ドイツの大学医療センターシュレスヴィヒホルシュタインの研究グループは、2015年クローン病に関わる遺伝子を発見したことを報告しました。

 クローン病は炎症性腸疾患に含まれる疾患で、消化管に原因不明の炎症ができる病気です。

 これまでにクローン病の発症に関わる遺伝的要因については、まだ部分的にしかわかっておらず、さらなる研究が待たれている段階でした...

がんの3分の2は「不運」から起こる?の画像病気・医療

がんの3分の2は「不運」から起こる?

細胞が分裂する数とがんになるリスクの関係
 がんは、我々の体の設計図であるDNAが傷つき、部分的に「変異」することにより発症するといわれています。

 米国の研究グループは、さまざまな組織の元になる、「幹細胞」と呼ばれる細胞の分裂回数と、がんのリスクには関係があることを示し、がんになる要因は、遺伝子や環境的な要因よりも、「不運」が多くの原因を占めているという驚きの報告をしました。
がんになるのは不運、それが最も多い原因!
 幹細胞とは、皮膚、目、内臓、骨などといった様々な組織を形成するそれぞれの細胞を作り出すための、元になる細胞です...

「鬼は~外!」年の数だけ豆を食べたら緑茶をすすってがんもお外へ!の画像病気・医療

「鬼は~外!」年の数だけ豆を食べたら緑茶をすすってがんもお外へ!

がんの女王蜂「がん幹細胞」
がん研究の進歩により、いろいろな仕組みでがんをやっつける、様々な種類の抗がん剤が登場してきています。それなのに、がんの転移や再発との戦いが終わる日は、まだ先のように思えます。どうしてなのでしょう?これまでの研究により、その謎を解くカギは、「がん幹細胞」と呼ばれる、がんの「女王蜂」のような細胞が握っているようだという事が分かってきています。

がん幹細胞は、次々にがん細胞を生み出し、しかも抗がん剤も効かない特殊な細胞です。1997年に白血病で見つかったのを最初とし、その後様々ながんで発見されました...