病気・医療

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家の中なのに!?️意外な落とし穴「室内熱中症」に気をつけようの画像病気・医療

家の中なのに!?️意外な落とし穴「室内熱中症」に気をつけよう

<室内でも起こりうる「熱中症」に注意>
熱中症とはそもそもどんな病気か
 熱中症とは、どんな病気なのでしょうか。簡単に言うと、高い温度と湿度の環境に人間の身体が適応できず、様々な症状を引き起こしてしまう病気のことです。

 人間の体温、より正確に言うと深部温度は、普段37℃程度に保たれています。しかし、外部気温があまりに上昇すると体温の調節機能が正しく機能しなくなり、深部温度が高くなってしまうのです。深部温度が41℃を超えてしまうと、体内のタンパク質の変質を引き起こし、死に至るケースもあります...

MYCODE会員はこのパンデミックをどう受け止めたのか?~アンケートから見る、新型コロナウイルス感染の影響~【MYCODEレポート】の画像病気・医療

MYCODE会員はこのパンデミックをどう受け止めたのか?~アンケートから見る、新型コロナウイルス感染の影響~【MYCODEレポート】

 2020年、急激な感染拡大によって私たちの生活を一変させた新型コロナウイルス。外出自粛要請や行動制限の影響を受けて、人々の生活や健康はどのように変化したのでしょうか?そして、人々は新型コロナウイルスの収束後(いわゆる「アフターコロナ」)をどう考えているのでしょうか?
 
 健康意識が高く、社会課題に敏感なMYCODE会員の皆様が、このパンデミックをどのように受け止めているのか、実際の行動変化、社会情勢への評価、今後のイメージなどをアンケートでお伺いしました...

胃のキリキリ、もたれ「体質だから」と諦めないで!胃炎の放置は胃がんのリスクを高めますの画像病気・医療

胃のキリキリ、もたれ「体質だから」と諦めないで!胃炎の放置は胃がんのリスクを高めます

 胃がキリキリ痛む、食べるとすぐに胃がもたれるなどの胃の不調を感じていても、「胃炎は体質」だからと市販の胃腸薬などで対処していませんか?胃の不調に慣れて放置してしまうと、胃がん、胃潰瘍など大きな病気を招きかねません。
 
 胃炎のリスクを知り、健康な胃を取り戻す生活習慣を胃腸の専門医近藤慎太郎先生に伺いました。
近藤慎太郎(こんどう・しんたろう)先生
 東京大学医学部医学系大学院卒業。日赤医療センター、東京大学医学部付属病院を経て山王メディカルセンター内視鏡室長、クリントエグゼクリニック院長などを歴任...

花粉症は日本だけ?なぜかかる?春の花粉症講座の画像病気・医療

花粉症は日本だけ?なぜかかる?春の花粉症講座

 毎年多くの人が悩まされている花粉症。今回はヘルスケアエンターテインメントアプリ「kencom」より、日本医科大学大学院・耳鼻咽喉科学講座主任教授の大久保公裕先生に伺った、花粉症の症状や基礎知識についての記事をお届けします。
大久保公裕(おおくぼ・きみひろ)先生
 1959年生まれ。日本医科大学大学院卒業。2010年から同大学院医学研究科頭頸部・感覚器科学分野教授となり、現在は耳鼻咽喉科学講座主任教授および附属病院耳鼻咽喉科・頭頸部外科部長も兼任。また日本アレルギー学会理事、日本耳鼻咽喉科学会代議員など学会活動にも従事している...

なぜ日本人に脂肪肝が多いのか?~脂肪肝と遺伝子多型~【MYCODEセミナーレポート】の画像病気・医療

なぜ日本人に脂肪肝が多いのか?~脂肪肝と遺伝子多型~【MYCODEセミナーレポート】

 最先端の遺伝子研究や最新の健康トピックに関して、第一線で活躍する講師陣をお招きして開催する「MYCODEセミナー」。2019年10月は、肝臓疾患がご専門の内科医であり、日本における非アルコール性脂肪性肝疾患の第一人者でいらっしゃいます角田圭雄先生をお招きしました。セミナーでは、遺伝子と肝疾患の関連性についての知見や、その意義についてお話しいただきました。
講師: 角田 圭雄 先生
愛知医科大学内科学講座肝胆膵内科学准教授。一般社団法人日本医療戦略研究センター(J-SMARC)代表理事...

なぜ風疹の流行が問題視されるの?大人の予防接種が必要な理由とは?の画像病気・医療

なぜ風疹の流行が問題視されるの?大人の予防接種が必要な理由とは?

風疹の症状と最大の問題点は?
 風疹は、感染から14~21日の潜伏期間の後、発熱や発疹、リンパ節が腫れるなどの症状が出ます。しかし、発熱を伴わないことも多く、約15~30%の人で感染しても症状が現れない不顕性感染が見られます。淡紅色で小さい発疹が全身に見られることもあります。熱が下がると、ウィルス量が激減し、感染力はほとんどなくなります...

脳を鍛えて、健康に年を取る!「脳トレ」とスマート・エイジングの可能性を川島教授、大いに語る【MYCODEセミナーレポート】の画像病気・医療

脳を鍛えて、健康に年を取る!「脳トレ」とスマート・エイジングの可能性を川島教授、大いに語る【MYCODEセミナーレポート】

 最先端の遺伝子研究や最新の健康トピックに関して、第一線で活躍する講師陣をお招きして開催するMYCODEセミナー。2019年7月末は、ゲームソフトとして大ヒットを記録し、社会現象にもなった「脳を鍛える大人のDSトレーニング(通称:脳トレ)」の監修者として有名な川島隆太教授による「スマート・エイジング」の意義と脳トレの効果についての講義を開催しました。
講師:川島 隆太 先生
(株)NeU 取締役CTO、医学博士。
専門は融合脳計測科学。東北大学加齢医学研究所 所長。人間の脳機能の発達研究、および機能開発に関する産学共同研究、国際プロジェクト等の実績多数...

【認定遺伝カウンセラーコラム】貧血の原因は赤血球の形状!?重症化することもある貧血「サラセミア」について知ろうの画像病気・医療

【認定遺伝カウンセラーコラム】貧血の原因は赤血球の形状!?重症化することもある貧血「サラセミア」について知ろう

「サラセミア」とはどんな病気?
 サラセミアは、遺伝的に赤血球の形状が変化してしまう病気です。日本人ではβサラセミアは1,000人に1人程度と言われており(※1)、軽度の場合は軽い貧血症状程度しか現れないため、自分がサラセミアであることに気が付かない場合も多いようです。

 健康な人の赤血球は、中にくぼみのある円盤状をしているのに対し、サラセミアを発症している人の場合はアーチェリーやダーツの的(標的)のような標的赤血球が出現します(図)。
図 健康な人(左)とサラセミア患者(右)の血液の顕微鏡写真。矢印が標的赤血球...

「疲れやすい」や「めまい」は甲状腺が原因のことも!?気になる症状をチェックの画像病気・医療

「疲れやすい」や「めまい」は甲状腺が原因のことも!?気になる症状をチェック

元気な生活になくてはならない甲状腺の働き
 甲状腺は、のどぼとけの下にある小さな臓器で、「甲状腺ホルモン」を作って血液中に分泌しています。甲状腺ホルモンは、体の成長を促し、全身の細胞の新陳代謝を活発にするなど、私たちが元気に生活するためになくてはならない役割を担っています。

甲状腺のイメージ図(画像:shutterstock.com)
 甲状腺ホルモンの量は多すぎても少なすぎても体にとって問題となるため、その分泌量は適切にコントロールされる必要があります。しかし、何らかの要因でそのコントロールがうまくいかなくなると全身に様々な症状が現れてしまいます...

【管理栄養士コラム】乳がんは予防できるのか?~若いうちから知っておきたい生活習慣~の画像病気・医療

【管理栄養士コラム】乳がんは予防できるのか?~若いうちから知っておきたい生活習慣~

 乳がんは、近年日本人において増加傾向にあり、注目されています。国立がん研究センターの発表によると、がんになった(罹患)人数が女性1位、乳がんが原因で死亡した人数が5位とされています(表1)。具体的な数字をみてみると、女性は、生涯で11人に1人が乳がんになるといわれていますが、乳がんで死亡する人は66人に1人とされ、高い罹患率に対して、早期に発見することで死亡率が低いことも特徴のひとつです(※1, 2)。
表1. 女性のがん罹患数と死亡者数の順位(※1, 2)
 また、乳がんは、他のがんと比べると若い世代でかかる人が多いのも特徴です(図1)...