病気・医療

病気に関する情報、ダイエット、生活習慣や健康に関する情報、そして遺伝子に関する情報など、幅広い医療・健康情報の中から、病気・医療に関する情報をお届けします。

貧血気味で朝からダルい・・・という方、ヘモグロビン足りてますか?の画像病気・医療

貧血気味で朝からダルい・・・という方、ヘモグロビン足りてますか?

その症状、もしかすると貧血かも?
 最近疲れやすい、朝がつらい。それ、もしかすると貧血かもしれません。

 貧血は、血液の中に含まれている赤血球の数が少なくなっていたり、赤血球に含まれるヘモグロビンが基準値より少ないことで定義されます。例えば、ヘモグロビン濃度では、男性では13.0g/dl、女性では12.0g/dl以下になると貧血と定義されています(※)。

 貧血には色々な原因があるのですが、その多くは体に鉄分が足りないことによる貧血(鉄欠乏性貧血)だといわれています...

遺伝子だけじゃない!?唾液で今の健康状態を知ることはできるのか?の画像病気・医療

遺伝子だけじゃない!?唾液で今の健康状態を知ることはできるのか?

「唾液」で調べられるのは遺伝子だけじゃない!?
 自宅で手軽にできる遺伝子検査、あなたはもう調べましたか?

 遺伝子検査MYCODEは容器に唾液を入れて送るだけで疾患リスクや体質の遺伝的な傾向を手軽に調べることができます。

 心配な病気のリスクが高くなければ少し安心できるし、自分が思ってもみない意外な病気のリスクが高かったら、積極的に検査を受けたり前もって予備知識を得ることができるなど、健康なうちに自分の体に目を向けて予防への行動ができるのがメリットです...

【医師によるコラム】昼寝は体に危険?の画像病気・医療

【医師によるコラム】昼寝は体に危険?

昼寝が健康に良いというのは本当?
 こんにちは。六号通り診療所の石原です。

 昼寝や仮眠は疲労の回復に繋がり、健康的な習慣であると、理解されている方が多いかも知れません。ただ、これは古くからの慣習、という意味合いが強く、それほど科学的な根拠のある説ではありません。

 むしろ最近の報告では、昼寝が将来の病気の危険を増やし、寿命を縮めるのではないか、という、昼寝好きにはゾッとするような研究結果が多いのです...

がんを防いで長生きな食事は○○を控えめに。でも66歳からは積極的に食べましょう!?の画像病気・医療

がんを防いで長生きな食事は○○を控えめに。でも66歳からは積極的に食べましょう!?

体の中の成長に関わる重要な物質
 「インスリン様成長因子(IGF-1)」は、体の中のほとんどの細胞の成長に関わっていて、とても重要な物質です。しかし、これまでの研究から、このIGF-1のシグナルが成長を促進しすぎると、がんなどのさまざまな病気にかかってしまうのではないかと考えられています。

 一方、食事でたんぱく質量を制限することで、強すぎるIGF-1の働きをおさえることができるとわかっており、たんぱく質の量と「健康や寿命」の間には関連があるのではないかと考えられました。つまり、○○とはたんぱく質のことです...

歯やお口の健康を大切に!歯周病で血管の病気リスクが増大!?の画像病気・医療

歯やお口の健康を大切に!歯周病で血管の病気リスクが増大!?

 歯の病気は、生活の質への影響だけでなく、時には体の病気に関連することが報告されています。歯周病と動脈硬化の関係について、中国の研究グループが調査しました。
比較的太い動脈で起こる動脈硬化とは
 本研究で調べられたのは、動脈硬化の1種のアテローム性動脈硬化症。アテローム性動脈硬化症は、比較的太い動脈の内膜に「アテローム」と呼ばれるドロドロした粥状(じゅくじょう)の脂肪性物質がたまって、動脈硬化が引き起こされ、血流が減少したり止まってしまったりする病気です...

つらい頭痛、何とかしたい!食事に気をつければ症状が軽くなる!?の画像病気・医療

つらい頭痛、何とかしたい!食事に気をつければ症状が軽くなる!?

慢性的な頭痛の予防法はあまりわかっていない
 日本人の3、4人に1人は経験しているとされる頭痛。慢性的な頭痛には、緊張型頭痛や片頭痛などが知られています。これらの頭痛は、悩んでいる人が多いにも関わらず、効果的な予防法などはあまりわかっていません。

 米国の研究グループは、食事でとるナトリウム量に気をつけることで頭痛が予防できるかを検証しました。
頭痛と食事内容との関係を調査
 研究グループは、高血圧を予防するために考えられたDASH食事プログラム(野菜や果物を豊富に取り入れ、脂肪分が控えめ)と米国人の標準的な食事を比較し頭痛への影響を調べました...

【医師によるコラム】こむら返りは熱中症の前兆?の画像病気・医療

【医師によるコラム】こむら返りは熱中症の前兆?

 医師の石原藤樹先生によるスペシャルコラムをお届けします。今回はこれからの季節に注意が必要な「熱中症」について書いていただきました。
高温多湿の状態で引き起こされる熱中症
 こんにちは。六号通り診療所の石原です。

 急に気温が上がり、湿度も高くなって、熱中症の起こりやすい季節になりました。それで、今回は「熱中症」の話です。

 熱中症というのは、人間の体が高温多湿の状態に置かれることにより、引き起こされる病気のことで、その重症度によって、軽症のⅠ度から重症のⅢ度という3つに区分されています...

女性は人ごとだと思わないで!身近な子宮内膜症に新薬の候補が!?の画像病気・医療

女性は人ごとだと思わないで!身近な子宮内膜症に新薬の候補が!?

子宮内膜症はひとごとではない
 子宮内膜症とは、子宮の内膜の組織が本来の子宮とは違うところにできてしまう病気で、月経時にひどい痛みがあり、進行が進むと月経時でなくとも痛みを伴います。不妊の原因にもなってしまうため、進行させないことが大切です。

 20代から40代に多く、日本では生理痛のある女性の4人に1人ともいわれています。子宮内膜症の原因ははっきりしていませんが、最近の女性は出産する年齢が高齢化していたり、出産する子供の数が少ないことから、女性ホルモンである「エストロゲン」にさらされる期間が長いことが関係していると考えられています...

世界最古の乳がんを発見!? がんはどのくらい古くから存在したのかの画像病気・医療

世界最古の乳がんを発見!? がんはどのくらい古くから存在したのか

がんは現代だけの病気じゃないの!?
 いまや2人に1人がかかり、3人に1人が「がん」で亡くなっています。がんによる死亡数は年々増えており、日本での死亡理由のダントツの第1位となっています。私たちはいつの時代から「がん」と闘ってきたのでしょうか?
 歴史的ながんの記録と思われるものは少なく、がんは現代の生活スタイルから生まれてきたもの、という考えが優勢でした。
世界最古の乳がんが発見された
 しかし昨年、約3000年前につくられたと思われるスーダンのお墓から、転移性の前立腺がんの特徴を示す人骨化石が発見されました...

男性の避妊手術と前立腺がんの発症に関連があった!?の画像病気・医療

男性の避妊手術と前立腺がんの発症に関連があった!?

 男性の避妊手術、「バゼクトミー」。日本ではパイプカットとして知られています。精巣で作られた精子は、精管と呼ばれる細長い管を通って尿道まで運ばれますが、この精管を切断する手術をバゼクトミーと言います 。バゼクトミーによる避妊率は高く、アメリカでは男性の一般的な避妊法となっています。
 しかし、アメリカのハーバード公衆衛生大学院らの研究グループは、バセクトミーにより前立腺がんのリスクが高まることをジャーナル・オブ・クリニカル・オンコロジー誌に報告しました。
相反する報告があったが・・・...