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病気・医療

え、ホント!?テレビを見すぎるとがんになりやすい・・・?

2015年02月06日 13時00分

ドイツの研究グループにより、座っている時間が長いとがんになりやすく、特に(テレビ画面の種類に関わらず)テレビを見ている時間が長いと、がんになりやすい、というデータが明らかになり、昨年7月、がんの分野の有力国際誌で報告されました。


Watchingtv

ついつい見過ぎちゃうテレビ、面白いよね。(写真:Mdk572/クリエイティブ・コモンズ 表示-継承 3.0 非移植)

昔騒がれたブラウン管テレビの電磁波

いつの間にかブラウン管テレビは過去のものとして世の中から消え去り、液晶テレビの時代となりました。当時の人は記憶に残っていると思いますが、ブラウン管テレビから出る電磁波が健康に悪影響を及ぼすとして、随分騒がれましたよね。私も親から、テレビは遠くで見るようにと散々言われていました。

ところがこのたび、ドイツの研究グループにより、座っている時間が長いとがんになりやすく、特に(テレビ画面の種類に関わらず)テレビを見ている時間が長いと、がんになりやすい、というデータが明らかになり、昨年7月、がんの分野の有力国際誌で報告されました。

座っている時間とがんのなりやすさの関係を大規模調査

研究グループは、43件の調査により、合計400万人以上の人にアンケートを行い、「テレビを見ている時間」「休憩のために座っている時間」「仕事で座っている時間」「座っている時間の合計」について答えてもらいました。

このうち、何らかのがんになった人は約6万9000人。その人たちとがんにならなかった人たちの結果を比較分析して、さまざまながんとの関連性を調べました。

大腸がん、子宮内膜がん、肺がんが増加

その結果、座っている時間が長い人は、大腸がん、子宮内膜がん、肺がんが増加していたことが判明しました。1日に座っている時間で見てみると、2時間増えるごとに、大腸がんは8%、子宮内膜がんは10%、肺がんは6%、リスクが増加していたのです。

しかも、がんと座っている時間との関連性は、普段積極的に運動をしているかどうかとは無関係でした。活動的な人も、座っている時間が長ければリスクが増加したのです。

特にテレビで増加!

また、特に「テレビを見ている時間」と大腸がん、子宮内膜がんで強い関連性が見られました。この結果について、研究グループは「テレビを見ながら甘い飲み物やジャンクフードを食べていることが多いためかもしれない」と推測しています。

今回の報告は、座り仕事の多い人にとっては、あまりうれしくない話ですね。具体的に座っていると体の中でどのような変化が起きてがんになりやすくなるのか、までは今回調べていませんが、今後の研究によりその仕組みも解明されることになるでしょう。


ちなみに、MYCODEトピックスを提供しているDeNAライフサイエンスでは、最近「立ち仕事」がブームです!立って仕事をするのが体にいいという話は、最近色々なところで聞かれます。体を健康的に整えるために、皆さんも意識的に立つ時間を増やしてみてはいかがでしょうか?


参考文献

Schmid D and Leitzmann MF. Television viewing and time spent sedentary in relation to cancer risk: a meta-analysis.
J Natl Cancer Inst. 2014 Jun 16;106(7). pii: dju098. doi: 10.1093/jnci/dju098.