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病気・医療

女性必見!卵巣がんのリスクを下げる食品が判明!?

2015年01月27日 10時00分

卵巣がんのリスクと飲食物との関係が調査されました(写真:Shutterstock.com)

 英国イースト・アングリア大学医学部の研究グループは、女性特有のがんである卵巣がんについて、「フラボノイド」という物質に予防効果があることについて報告しました。

「フラボノイド」とは?

 フラボノイド、という名称、どこかで聞いたことがあるという方も多いのではないでしょうか?実はこのフラボノイドという物質は、ある一定の構造をもつ化合物の総称のことであり、その中には数千種類の物質が含まれているといわれています。

 これまでにもフラボノイドはがん予防などに効果があることが報告されていましたが、フラボノイドのどの化合物にどのような効果があるのかについての詳細な研究はまだ少ないのが現状でした。

17万人を大調査、フラボノイドは卵巣がん予防に効果あり!

 研究グループは、約17万人の被験者を対象として、総フラボノイド摂取量と、フラボノイドの各化合物であるフラバノン、フラボノール、アントシアニン、フラバン-3-オール、フラボン、高分子フラボノイドの摂取量を4年ごとの食べたもののアンケートから計算しました。それらの摂取量と、被験者の中で上皮性卵巣がんが認められた割合との関連性を調べました。

 その後の20年近くに及ぶ調査期間で、卵巣がんを発症した被験者について、フラボノイドの摂取量との関連を分析した結果、フラボノイドは卵巣がんの発症リスクと明らかに関連していたことが示されました。

卵巣がんの予防効果が認められた食品は・・・

 今回の調査の結果、フラボノイドの中でも、特にフラボノールとフラバノンの摂取量が多い人について、卵巣がんのリスクが低いことが明らかになりました(※)。

 特にフラバノンの摂取によるリスクの低下は、いくつかある卵巣がんの種類の中でも、生命への危険度がより高い「浸潤性のがん」と「低分化型のがん」で明確に確認できたそうです。

 そして、併せて行われた様々な飲食物と卵巣がんのリスクの関係を調べる分析において、「紅茶」に予防効果が認められました。1日に2杯以上の紅茶を飲む人と1杯以下しか飲まない人と比べると、リスクは約3割低くなっていたそうです。

 なお、フラボノールは野菜や果物に幅広く含まれおり、フラバノンはみかんなどの柑橘類に多いそうです。女性は、果物や野菜を意識して食べるだけでなく、毎日の飲み物に紅茶を取り入れてみると良いかもしれませんね。


監修者

医師 石原藤樹先生
プロフィール:1963年東京都渋谷区生まれ。信州大学医学部医学科、大学院卒業。医学博士。研究領域はインスリン分泌、カルシウム代謝。臨床は糖尿病、内分泌、循環器を主に研修。信州大学医学部老年内科(内分泌内科)助手を経て、心療内科、小児科を研修の後、1998年より六号通り診療所所長として、地域医療全般に従事。

参考文献

Cassidy A, Intake of dietary flavonoids and risk of epithelial ovarian cancer., Am J Clin Nutr.


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