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病気・医療

糖尿病予防にチョコレートが効果的って本当!?

2015年02月10日 09時00分

 2月14日はバレンタインデー!でも、チョコレートは、糖分や脂肪分が多いし、血糖値もあがっちゃいそう・・・でも、健康でスリムな男性にとっては、チョコレートを食べる方が、まったく食べない人よりも糖尿病になるリスクが低いことがわかったのです。


チョコレート食べたい!でも糖分が多いし・・・(写真:Shutterstock.com)

チョコレートを食べたい!でも健康に悪そう

 甘くって、とってもおいしいチョコレート。この時期、男女ともにチョコレートが食べたくなっちゃいますよね。一方、チョコレートは糖分も脂肪分も多いことで有名なので、健康への影響は少し気になるところです。

 そんな悩ましいチョコレートですが、意外なことに今回、チョコレートを食べる人は、まったく食べない人よりも糖尿病になるリスクが低い、ということがわかったのです。東京医科大学とハーバード大学の研究チームは、2014年11月26日、栄養学の国際誌であるアメリカン・ジャーナル・オブ・クリニカル・ニュートリション誌オンライン版でこの調査について報告しました。

板チョコを週に1枚食べると、糖尿病のリスクが17%も減少!

 研究グループは、米国の健康な男性約1万8000人のデータを分析し、チョコレートと糖尿病発症についての関係を調べました。

 その結果、チョコレートを全く食べない人と比較したとき、チョコレートを多く食べている人は、糖尿病のリスクが低くなっていることがわかったのです(※)。具体的には、板チョコ換算で【月に半分~1枚半、週に板チョコ半分、週に板チョコ1枚】の人々では、それぞれ糖尿病リスクが【7%減、14%減、17%減】となったのです。

チョコレートの効果、すごい!ただし・・・

 今回非常に興味深い結果がでましたが、効果がみられたのは65歳以下の健康な標準体重(BMIが25以下)の人だけだったというところには注意が必要です。そして、今回の研究は残念ながら女性は対象ではなかったのですが、今後の研究により女性においても同じような傾向が分かってくるかもしれないですね。

 ちなみに、これまでにも、チョコレートやココアが、「インスリン抵抗性」「酸化ストレス」「炎症」といった糖尿病の危険因子に対して予防効果があることが報告されています。チョコレートはおいしいだけでなく、体にも良い食べ物なのですね。

 ただし、いくら体に良さそうだからと言って、チョコレートには糖分も脂肪分も多く含まれています。くれぐれも食べすぎにはご注意を!


監修者
医師 石原藤樹先生
プロフィール:1963年東京都渋谷区生まれ。信州大学医学部医学科、大学院卒業。医学博士。研究領域はインスリン分泌、カルシウム代謝。臨床は糖尿病、内分泌、循環器を主に研修。信州大学医学部老年内科(内分泌内科)助手を経て、心療内科、小児科を研修の後、1998年より六号通り診療所所長として、地域医療全般に従事。

参考文献
Matsumoto C, Chocolate consumption and risk of diabetes mellitus in the Physicians' Health Study., Am J Clin Nutr.

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