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病気・医療

科学的に証明!!
胃がんのリスクを減らす4つの健康生活習慣とは?

2015年03月03日 09時00分

 健康的な生活を送ると本当に病気にならないのでしょうか?スペインの研究グループ「健康的な生活」と「胃がんリスク」との関係を明らかにしました。


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写真はイメージです。記事と直接の関係はありません。(写真:Sigurdas)

「健康」とは?

 「病気にならないように健康的な生活を送ろう!」と良く言いますが、一体「健康」ってどういう意味なのか、改めて考えてみたことありますか?世界保健機構WHOは、WHO憲章の前文で、健康について次のように定義しています。
「健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあることをいいます。」
なるほどー、健康って深い意味なんですね。でも一般的には「元気」とか「病気じゃない」という意味に使われることが多いようですね。

健康的な生活と胃がんリスクの関係を科学的に調査

 ところで、健康的な生活を送ると病気にならないという証拠はあるのでしょうか?意外なことに、実はこれまで、こういう事についてはあまりきちんと調べられてきていませんでした。
 今回、スペインの研究グループが、喫煙、飲酒、食事、体重のように改善できる生活要因を「健康生活指数」として個人の健康の度合いを得点化し、「健康的な生活」と「胃がんリスク」との関係を、初めて科学的に調査しました。

46万人以上で調査、分析!

 「欧州におけるがんと栄養に関する前向き研究」と呼ばれる今回の研究は、参加者46万強、平均約11年間という、大規模な追跡調査となりました。
 健康生活指数は、
 ・喫煙(頻度や本数が少ないほど得点が高い)
 ・飲酒(頻度や量が少ないほど得点が高い)
 ・食事の質(何と、地中海料理 を食べていると得点が高い!)
 ・BMI値(もちろん低いほうが得点が高い)
 から計算をして、得点を出しました。

「防げたはず」の種類の胃がんが3分の2も!?

 調査中に、参加者のうち662人が胃がんにかかりました。胃がんにかかった人とかからなかった人の健康生活指数を比較して分析したところ、次の結果がわかりました。
 まずは健康生活指数が最も高かった人たちの集団は、最も低かった人たちの集団よりも、胃がん全体のリスクが51%も低いという結果が得られました。胃がんの中でも特に、胃噴門部という胃の入り口に当たる部分の腺がんのリスクは77%も減少していました。
 また、実際に胃がんになっている人で、生活習慣がどれぐらいがんの原因であった可能性があるかを複雑な計算で推測したところ、胃腺がん全体の5分の1、胃噴門部腺がんの3分の2が、健康な生活により「防げたはずのもの」であったという結果が得られました。

胃がんを防げる4つの健康生活習慣

 論文の締めくくりに、研究グループは、胃がんのリスクを減らすために、以下の4つの健康な生活習慣を提案しています。

1)禁煙
2)節酒
3)健康的な食生活
4)標準体重の維持

 どうでしょう。難しいでしょうか?


参考文献

Buckland G et al. Healthy lifestyle index and risk of gastric adenocarcinoma in the EPIC cohort study.
Int J Cancer. 2014 Dec 31. doi: 10.1002/ijc.29411.