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病気・医療

【六号通り診療所の医師によるコラム】
昼寝は体に危険?

2015年06月10日 09時00分

 医師による特別コラム、第4弾です!疲労の回復に繋がり、健康的な習慣であると思われている昼寝。むしろ最近では、昼寝が将来の病気の発症リスクを高めたり、寿命を縮めるなど健康への悪い影響が報告されているそうです。


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画像はイメージです。記事と直接の関係はありません。(写真:Geraint Owen/クリエイティブ・コモンズ 表示 2.0 一般)

 特別企画、六号通り診療所の所長の石原藤樹先生によるスペシャルコラム第4弾をお届けします!今回は「昼寝」について書いていただきました。
 これまでの石原先生の記事を読んでいない人はこちらからどうぞ!
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昼寝が健康に良いというのは古くからの慣習だった!?

 こんにちは。六号通り診療所の石原です。

 昼寝や仮眠は疲労の回復に繋がり、健康的な習慣であると、理解されている方が多いかも知れません。ただ、これは古くからの慣習、という意味合いが強く、それほど科学的な根拠のある説ではありません。
 むしろ最近の報告では、昼寝が将来の病気の危険を増やし、寿命を縮めるのではないか、という、昼寝好きにはゾッとするような研究結果が多いのです。

昼寝は寿命、心臓病、脳卒中と関連があった?

 2014年のAmerican Journal of Epidemiologyという医学誌に載った論文では、特に1日1時間以上の昼寝の習慣が、その後の寿命に悪い影響を与えた、という研究結果が報告されています。
 また、2009年のInternational Journal of Epidemiologyという医学誌に載った論文では、日本人の研究で、昼寝の習慣を持つ人は、やはり寿命に悪い影響を与え、心臓病や脳卒中にもなりやすかった、という結果が報告されています。

 昼寝が体に悪い原因は不明ですが、ひょっとすると昼間に眠気を起こしやすいような、病気の影響を受けているのかも知れません。
 
 昼寝の習慣のある人は、無理にそれを変える必要は当面ありませんが、昼寝が健康に良いという説には、最近はあまり根拠がないという事実は、一応知っておいた方が良いと思います。


参考文献

Leng Y et al. Daytime napping and the risk of all-cause and cause-specific mortality: a 13-year follow-up of a British population.
Am J Epidemiol. 2014 May 1;179(9):1115-24.

Tanabe N et al. Daytime napping and mortality, with a special reference to cardiovascular disease: the JACC study.
Int J Epidemiol. 2010 Feb;39(1):233-43.

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