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病気・医療

心臓の病気リスクとミネラルの関係、スナック菓子に注意が必要な理由とは?

2015年02月12日 13時00分

スナック菓子のかわりに、アーモンドやナッツはいかがでしょうか(写真:Shutterstock.com)

心臓病リスクと関連のあるミネラルについての研究

 「心不全」は死亡の主な原因の一つにあげられます。この心不全は、心臓のポンプ機能が低下してしまう状態のことをいいます。

 米国ミネソタ大学らの研究グループは、血液中のマグネシウム濃度が低くなると心不全になりやすくなり、逆にリンやカルシウムの濃度が高いと心不全が増える傾向にあるという研究結果を報告しました。

血液中のマグネシウムが低いグループはリスク高、リンやカルシウムが高いグループは・・・

 マグネシウム、カルシウム、リンは骨の形成に必要な栄養素である一方で、血管や心臓などの循環器の病気のリスクと関連があるのではないかと考えられていました。研究グループは、1987年~1989年に実施された研究の参加者のうち当時45~64歳の人を対象として、血液検査の値とその後の心不全の発生との関係を調べました。

 その結果、血液中のマグネシウム濃度が最低だったグループは、最高だったグループと比べて、心不全のリスクが約1.71倍高くなっていました(※)。

 一方で、血液中のリンの濃度が高いグループは約1.34倍、カルシウムの濃度が高いグループは約1.24倍、それぞれの低いグループと比較して心不全のリスクが高くなっていました。

スナック菓子を減らして、おやつにはアーモンドやナッツをどうぞ

 リンやカルシウムは骨や歯の形成には必要なミネラルですので、減らしすぎても良くないと思われますが、リンを多く含むスナック菓子や加工食品を控え、マグネシウムが不足していると感じる人は、マグネシウムを多く含むアーモンド、ナッツ、大豆、ゴマや海草等を取り入れるなどしてみてはいかがでしょうか。


監修者

医師 石原藤樹先生
プロフィール:1963年東京都渋谷区生まれ。信州大学医学部医学科、大学院卒業。医学博士。研究領域はインスリン分泌、カルシウム代謝。臨床は糖尿病、内分泌、循環器を主に研修。信州大学医学部老年内科(内分泌内科)助手を経て、心療内科、小児科を研修の後、1998年より六号通り診療所所長として、地域医療全般に従事。

参考文献

Lutsey PL., Serum magnesium, phosphorus, and calcium are associated with risk of incident heart failure: the Atherosclerosis Risk in Communities (ARIC) Study., Am J Clin Nutr.

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