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病気・医療

三大激痛と言われる結石!
尿路結石の再発予防のために守るべき3つのこととは?

2015年01月16日 12時00分

 「3大激痛」ともいわれる「尿路結石」の痛み。例えようのない痛みなどと表現され、一度なったことのある人はもう二度となりたくないと強く思っているはず。米国内科学会が発表した再発予防法とは?


激痛を引き起こす尿路結石、その再発予防法とは?(写真 : Shutterstock.com)

三大激痛「尿路結石」!

 痛い病気はいろいろありますが、中でも「胆石」「すい炎」そして「尿路結石」の痛みは「3大激痛」といわれ、例えようのない痛みなどと表現されるほどです。

 尿路結石の中で腎臓にできるのが腎臓結石です。腎臓結石では、腹痛や血尿が生じます。この石が細い尿管へ移動すると今度は尿管結石と言われ、神経が刺激されて激痛の原因になります。

 一度なったことのある人は全員、もう二度となりたくないと思っているに違いありません。そんな皆さんに良いお知らせです。このたび、米国内科学会が、腎臓結石の再発を防ぐ方法を、同学会の医学学術誌で発表しました(※1)。

再発予防のために守るべき3つのこと

その1:1日に少なくとも2リットルの尿を出すために水をこまめに飲みましょう。

 水道水でもミネラルウォーターでも違いはありません。ただし、コーラのような、酸性のソフトドリンクを減らすと、さらに再発リスクが下がります。

その2:水を飲んでも尿路結石が出来る人は、病院へ行き、もらった薬を飲みましょう。

 治療薬の中でも特に「サイアザイド系利尿剤」「クエン酸製剤」「アロプリノール」といった薬が推奨されるそうです。また、過去に2つ以上尿路結石があった人には特に薬が有効だそうです。

その3:動物性タンパク質、シュウ酸塩、プリン体、カルシウムを取り過ぎないようにしましょう。

 シュウ酸塩はホウレンソウやチーズ、ハムなどに含まれます。プリン体は痛風でおなじみのあれです。肉や魚に多く含まれています。食べない、という訳にはいかないので、ほどほどに、という事ですね。

 ただし上記は、アメリカにおけるガイドラインであり、日本でのガイドラインと異なる部分があることに注意してください(※2)。
 
 米国は、その食事スタイルのせいもあり、10人に1人が一生に1回は腎臓結石を経験し、最初に結石が出来てから治療を行わなかった場合、5年以内に2人もしくは3人に1人が再発しているそうです。

 日本でも増えてきている尿路結石。なったことある方、水をたくさん飲みましょう!

※2019/8/8:記事内容を一部修正いたしました。

監修者
医師 石原藤樹先生
プロフィール:1963年東京都渋谷区生まれ。信州大学医学部医学科、大学院卒業。医学博士。研究領域はインスリン分泌、カルシウム代謝。臨床は糖尿病、内分泌、循環器を主に研修。信州大学医学部老年内科(内分泌内科)助手を経て、心療内科、小児科を研修の後、1998年より六号通り診療所所長として、地域医療全般に従事。2015年8月六号通り診療所を退職し、北品川藤クリニックを開設、院長に就任。著書に「誰も教えてくれなかったくすりの始め方・やめ方-ガイドラインと文献と臨床知に学ぶ-」(総合医学社)などがある。

参考文献
※1. Qaseem A, Dietary and pharmacologic management to prevent recurrent nephrolithiasis in adults: a clinical practice guideline from the American College of Physicians., Ann Intern Med.
※2. 日本泌尿器科学会編, 尿路結石症診療ガイドライン2013年度版, 金原出版

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