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病気・医療

3月12日は世界腎臓デー、腎臓病予防の8つのゴールデンルールとは?

2015年03月10日 10時00分

3月12日は、世界腎臓デーです。私たちの健康を守ってくれている腎臓に感謝し、腎臓を労わりましょう。


Handwater

写真はイメージです。記事と直接の関係はありません。(写真:Biswarup Ganguly/クリエイティブ・コモンズ 表示 3.0 非移植)

 今年の3月12日は、世界腎臓デー(World Kidney Day)。
 腎臓の重要性を再認識し、腎臓病になる人を減らそうという目的のために始まりました。世界各国で、ウォーキング、サイクリング、ランニング等のイベントが開催されています。

世界腎臓デーとは

 「世界腎臓デー(World Kidney Day)」は腎臓病の早期発見などを訴える取り組みとして、国際腎臓学会(ISN:International Society of Nephrology)と腎臓財団国際協会(IFKF:International Federation of Kidney Foundations)によって共同で提案されました。毎年3月の第2木曜日と定められ、2006年から始まったイベントは今年で記念すべき10回目となります。

腎臓について考えよう

 腎臓は、私たちが生きていくうえで重要な役割を担ってくれていますが、心臓や脳等と比べると普段からあまり意識されていないように思います。腎臓は、握りこぶし大の大きさで、手を後ろに回してわき腹と背骨の中間あたりの場所に一つずつあります。
 腎臓は、私たちが思っているより多様な役割を担っていて、「毒素や老廃物を体から追い出す」、「体液のバランスを調整する」、「血圧の調整に働くホルモンや赤血球の産生や放出を促進するホルモンの分泌」等の働きをしてくれています。

Drinkwater

腎臓病は早期発見が重要

 慢性腎臓病は、生活習慣病やメタボリックシンドロームとの関連が深く、誰もがかかる可能性があります。日本国内の腎疾患患者は年々増加していて、国民の死因の第8位となっています。
 気をつけたいのは、一部の例外を除き、一度失われた腎臓の機能は、多くの場合は回復することがなく、慢性の腎不全となるそうです。そのため、早期発見が重要となります。少量の血液もしくは尿で検査できるので、健康診断等でチェックしてもらいましょう。 

腎臓病の人の数は?

 国内で腎臓病の人はどのくらいいるのでしょうか? 
 日本国内の慢性腎臓病の患者数は1330万人と推計されていて、20歳以上の8人に1人はいる計算になるそうです。また、17人に1人は治療が必要とされるほど病状が進行しており、433人に1人は、透析治療をしていると報告されています。

腎臓病にならないためには

 では、腎臓病にならないためには、どのようなことに気をつければよいのでしょうか?適度な運動、食事の内容に気をつけ、高血圧や肥満にならないように心がけるのがポイントのようです。
 以下のような8つのゴールデンルールが提唱されているので、参考にしてみてください。

その1 適度な運動をして健康でいよう
 腎臓病に限ったことではありませんが、健康的な生活は大切です。運動不足の人は、この機会に継続できる軽度のものでもよいので、続けられるものを探してみては。 

その2 血糖値をコントロールしよう

その3 血圧を測りましょう
 高血圧になると腎臓に負担をかけます。高いほうの血圧が140、低いほうの血圧が89より高い人は一度お医者さんに相談してみてはいかがでしょうか。

その4 健康的な食事で、適正体重を維持しましょう
 腎臓病につながる心臓病や糖尿病を防ぐことにもなります。塩分の取りすぎに注意してください。1日あたりの推奨の摂取量は5-6 gだそうです。

その5 水分の補給を心がけましょう
 これについては専門家によって意見が異なりますが、1日に1.5~2 Lと推奨しています。

その6 禁煙しましょう
 タバコは、腎臓だけでなく、さまざまな病気のリスク要因となります。MYCODEトピックスでもさまざまな害を紹介してきました。喫煙により腎臓への血流が悪くなります。血液が十分でないと腎臓が正常に働きません。また、腎臓がんのリスクが50%増加するそうです。

その7 薬の飲み方には注意が必要です。
 イブプロフェンのような抗炎症作用をもつ薬の常用は、腎臓にダメージを与えてることが知られています。薬は、医師や薬剤師の指示に従って飲むようにしてください。

その8 下記のリスクの要因が多い人は特に注意が必要です。
病院で腎機能を一度チェックしてもらったほうがよいかもしれません。
  ・糖尿病の人
  ・高血圧の人
  ・肥満の人
  ・ご両親や身近な親族の方で腎臓病を患っている人がいる方

イベントのご紹介

 世界腎臓デーにあわせて、日本でもさまざまなイベントが開催されます。また、厚生労働省主催で慢性腎臓病のシンポジウムが東京国際フォーラムで開催され、同時に認定特定非営利活動法人腎臓病早期推進発見推進機構による尿・血液検査が臨時開設されるそうです。最近検査をされていない方は、この機会にいかがですか?

 MYCODEでは、慢性腎臓病、末期腎不全、尿路結石症、ネフローゼ症候群、腎細胞がん、IgA腎症の発症リスクを調べることができます。