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病気・医療

クローン病って知っていますか?
新たな関連遺伝子の発見で、原因解明へ一歩前進

2015年02月03日 09時00分

クローン病とは、日本にも2万にほどいる原因不明の病気で、腹痛、下痢、発熱、肛門病変等の症状を引き起こします。今回新たな関連遺伝子が明らかになったことで、治療に向けた研究が一層進むことが期待されます。


写真はイメージです。記事と直接の関係はありません。(写真 Christoph Bock/クリエイティブ・コモンズ 表示-継承 3.0 非移植)

クローン病の原因遺伝子を探して

ドイツのUniversity Medical Center Schleswig-Holsteinらの研究グループは、
クローン病に関わる遺伝子を発見したと、科学雑誌Gutに報告しました。

クローン病は炎症性腸疾患に含まれる疾患で、消化管に原因不明の炎症ができる病気です。
これまでにクローン病の発症に関わる遺伝的要因については、まだ部分的にしかわかっておらず、さらなる研究が待たれている段階でした。

そんな中、ドイツの研究グループは、連鎖リンパ増殖症候群や慢性的腸炎というクローン病に良く似た症状を示す病気の原因遺伝子であるXIAPが、クローン病にも関連しているのではないかという仮説をたて、その仮説を立証するための解析を行いました。
クローン病を発症した人と健康な人、それぞれのXIAP遺伝子配列を解読し、比較解析することで、クローン病とXIAP遺伝子の関係について調べたのです。

仮説は正しかった

その結果、男性において、XIAPという遺伝子の配列の違いがクローン病に関連していることがわかりました。そして、子供の時にクローン病を発症した男性のうちの約4%の人は、この遺伝子配列の違いが原因による発症だと推測されました。

今回新たに原因遺伝子が明らかにされたことで、今まで原因不明だと考えられてきたクローン病の治療に光が差したといえるかもしれません。今後の研究が待たれます。

遺伝子検査MYCODEでは、これまでの研究をもとにした、クローン病の発症リスク予測を提供しています。リスクを知り、早めの検査を意識してみるのはいかがでしょうか。


参考文献

Zeissig Y et al. XIAP variants in male Crohn's disease.
Gut. 2015 Jan;64(1):66-76. doi: 10.1136/gutjnl-2013-306520.

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