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病気・医療

夜勤は健康に良くない、その理由の一端が明らかに!?

2015年07月14日 09時00分

 夜間に働いている人は乳がんや前立腺がんのリスクが高まるということが報告されています。その原因として、夜間に働くことで「性ホルモン」のバランスが崩れてしまうことが関係していると考えられています。スペインの研究グループは、性ホルモンの分泌量が、夜のシフトで働くことと関連があるかどうかについて調査を行いました。


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写真はイメージです。記事と直接の関係はありません。(写真:Dmitry G)

夜勤で乳がんや前立腺がんに?

 夜間のシフトで働くと乳がんや前立腺がんのリスクが高まるということが報告されています。
 これらのがんのリスクを高めてしまう原因として、夜間に働くことで「性ホルモン」のバランスが崩れてしまうことが関係していると考えられています。

 多くのホルモンは、体内時計によりその分泌量が一日の中で厳密に管理されていて日々のリズムを作り出しているのですが、それは健康的な体にとって不可欠となっています。
 しかし、夜間に働くことでなぜがんのリスクが高まるのか、はっきりとしたことは分かっていませんでした。

男女ともに体内の性ホルモンが低下

 スペインの研究グループは、体内時計と深く関わりのある「メラトニン」と性ホルモンの分泌量が、夜のシフトで働くことと関連があるかどうかについて調査を行いました。

 様々な仕事で夜間に勤務する75名と、対照として42名の日中に働く人に協力してもらいました。働いた日の一日にわたって尿検査を行い、女性ホルモンである「エストロゲン」や「黄体ホルモン」、そして男性ホルモンである「アンドロゲン」などの性ホルモンの代謝物や、メラトニンの代謝物の量が測定されました。それぞれの代謝物の平均レベルとピークの時刻が、夜間勤務と昼間勤務の人の間で比較されました。

夜勤の多い人は、特に気をつけて

 結果として、夜間の労働者は黄体ホルモンとアンドロゲンの代謝物の平均量が高いレベルであることがわかりました。そして、夜間勤務の人はアンドロゲンのピーク時刻が遅れていることもわかったのです。
 今回の研究で、夜間に働いている人は、性ホルモンのリズムが崩れてしまっていることが見えてきました。そのことが、がんのリスクが高まることと関連があると考えられるのです。

 MYCODEトピックスでも以前に、夜勤で心臓病リスクが高くなる、という記事や、夜の光で乳がんにという記事をご紹介しましたが、体内時計の乱れは思っているよりずっと健康へのリスクが大きいのかもしれません。

 夜勤の人だけでなく、いつも夜遅くまで起きている人は、喫煙や偏った食生活、運動不足など、特に気をつけていただきたいです。

参考文献
Increased and mistimed sex hormone production in night shift workers.

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