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遺伝子

「私たち、うまくいかないね・・・」
それって離婚遺伝子のせいなのかも!?

2015年05月28日 09時00分

 離婚に関係があると言われる遺伝子を知っていますか?「ハタネズミ」のつがい行動に影響を及ぼすと知られていた遺伝子は、人間の夫婦関係にも影響を与えていたそうなのです。


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写真はイメージです。記事と直接の関係はありません。(写真:Matt @ PEK/クリエイティブ・コモンズ 表示-継承 2.0 一般)

離婚しやすい遺伝子って?

 「離婚しやすさ」と関係があると言われている遺伝子を知っていますか?
 2008年に「ハタネズミ」のつがい行動に影響を及ぼすと知られていた遺伝子が、人間の夫婦関係にも影響を与えるという報告がありました。いったいどういうことなのでしょう。

オスのネズミの結婚後の行動からわかってきた遺伝子

 それは、脳に存在するアルギニンバソプレッシン(AVP)という物質に関わる遺伝子なのです。
 AVPがはたらくオスのハタネズミの奥さんは一人だけで、ちゃんと子育てを手伝うのですが、AVPがあまりはたらかないオスはたくさんの奥さんと結婚して、しかも子育ても全然しないそうです。

 脳の中でAVPを受け取る物質に関連した遺伝子の違いが、この行動を決めていたのですが、研究チームはこの遺伝子の違いが人間の結婚生活にも影響を与えているのではないかと考え、調査してみました。

パートナーがいる男性900人の遺伝子と結婚生活を調査

 調査は、パートナーがいるスウェーデン人の男性900人を対象に行なわれました。遺伝子に違いをもつグループごとに、結婚がうまくいっているかのアンケートを行いました。

 「去年、離婚の危機を経験しましたか?」という質問に対し、この遺伝子に変異(違いが現れること)のない人は15%が「はい」と答えたのに対し、変異のある人は34%が「はい」と答え、約2倍の人が離婚の危機を経験していました。

結婚せずに同棲し続けていることも遺伝子の影響!?

 さらに、相手がいても結婚せずに同棲している割合も調査してみました。変異がないグループが17%だったのに対し、変異のあるグループでは32%で、こちらも2倍程度の違いがあったということです。
 これらの結果は、ハタネズミのように人間でも1つの遺伝子と結婚生活との間に関連があることを示しています。

 こんなことも遺伝子研究からわかってきたのですね。もちろん、この遺伝子があるからって必ず離婚するとは限らないのでご安心ください!


参考文献

Walum H et al. Genetic variation in the vasopressin receptor 1a gene (AVPR1A) associates with pair-bonding behavior in humans.
Proc Natl Acad Sci U S A. 2008 Sep 16;105(37):14153-6. doi: 10.1073/pnas.0803081105. Epub 2008 Sep 2.

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