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ただの思い込みではない!?健康への自信が重要な理由とは

2018年09月12日 09時00分

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いつまでも健康でいたいですよね。主観的健康度についてご存知でしょうか?(写真:Shutterstock.com )

健康に自信がありますかと聞かれたら?

 「あなたは健康ですか?」と聞かれた時、「はい!とても健康です」とすぐに答えられますか?自分で考える健康度合いを、「主観的健康度」と呼びます。主観的健康度は、自己評価なのであてにならないように思いますが、データとしてみると、様々な評価が見受けられます。この評価には死亡率や慢性的な疾患の状態だけでなく、うつ病や認知機能、経済的な状態も影響されることがわかっており、その人の健康状態を知る重要な指標として使用できると考えられているのです。実際に、主観的健康度を指標にして死亡率を予測することができる、という報告もあります(※1)。つまり、健康に自信がある人は本当に健康である可能性が高いと言えるかもしれません。

自己評価の健康度は遺伝する?

 これまでに、双子で行った研究によって、この主観的健康度は遺伝的にも関連していることが報告されています。スウェーデンのヨーテボリ大学をはじめとする研究グループは、主観的健康度は長生きに関わる遺伝子と相関があるのではないかと考え、研究を行いました。彼らは健康な75歳から87歳の1,520人の高齢者を対象として、これまでの研究から長生きと関わるとされる5つの遺伝子の遺伝子型(SNP)と、主観的健康度との関連を調べました。

長生きに関わる遺伝子との関連

 研究の結果、高齢時の主観的健康度が、調べた5つの遺伝子のうち「FOXO3」と呼ばれる遺伝子のSNPと関連しているということが明らかになりました(※2)。FOXO3遺伝子は、さまざまな生命プロセスに関わる、生きていく上で重要な遺伝子ですが、どのように寿命に関わっているのかの詳細はまだわかっていません。さらに詳しく調べたところ、この遺伝子型と主観的健康度の関係は、心疾患があるかどうかの状態とも連動していることがわかりました。今後の詳しい研究で少しずつ長寿の謎が明らかになるかもしれませんね。

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監修者
医師 石原藤樹先生
プロフィール:1963年東京都渋谷区生まれ。信州大学医学部医学科、大学院卒業。医学博士。研究領域はインスリン分泌、カルシウム代謝。臨床は糖尿病、内分泌、循環器を主に研修。信州大学医学部老年内科(内分泌内科)助手を経て、心療内科、小児科を研修の後、1998年より六号通り診療所所長として、地域医療全般に従事。2015年8月六号通り診療所を退職し、北品川藤クリニックを開設、院長に就任。著書に「誰も教えてくれなかったくすりの始め方・やめ方-ガイドラインと文献と臨床知に学ぶ-」(総合医学社)などがある。