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大変だ!エナジードリンク、元気になったついでにお酒も飲みたくなっちゃう!?

2015年03月18日 10時00分

 米国の研究チームは、エナジードリンクと飲酒の関係性について調査し、エナジードリンクを飲んでいる未成年が飲酒している傾向があるという問題について報告したのです。


Drink can

画像はイメージです。記事と直接の関係はありません。(写真:Elke Wetzig/クリエイティブ・コモンズ 表示-継承 4.0 国際)

 最近、日本でも若い世代を中心に人気のあるエナジードリンク。眠気を覚ましてリフレッシュできるとも言われています。世界でも既に大人気、でも最近はこの飲み物に向けられる視線が厳しくなっているようです。

エナジードリンクと飲酒との関連性

 エナジードリンクは、糖分やカフェインが高く、死亡事故もあるなど、子どもの健康に悪影響があるとして、飲みすぎないように多くの警告が出ています。2014年10月4日、米ダートマス医科大学ノリス・コットンがんセンターのジェニファー・A・エモンド氏らのグループは、小児科領域の国際誌であるジャーナル・オブ・ペディアトリクス誌でエナジードリンクと未成年の飲酒について報告しました。

 研究チームは15歳から23歳の若者3342人を対象として調査を実施し、エナジードリンクと飲酒との関係性について検証したのです。 その結果、15歳から17歳の約1500人の、およそ7人に1人がエナジードリンクを飲んでいたのですが、このうち半数程度が、アルコールを飲んだ経験があると答えたそうなのです。

過激な飲酒をしている傾向がある

 彼らは、その飲酒傾向についても詳しく調査しました。すると、エナジードリンクを飲んでいる若者は、過激な飲酒をしていることがわかってきたのです。彼らのうち、14人に1人は大人でも危険だと言われる量や頻度で飲酒していたのです。さらに、10人に1人は危険とされるエナジードリンクとアルコールを混ぜた飲酒、そして5人に1人が一度に6種類以上のアルコールをちゃんぽんで飲んだことがあると答えたのです。

未成年飲酒の恐ろしさ

 エナジードリンクが未成年の飲酒を引き起こす直接の原因となっているのかについてはまだわかっていないようですが、どうやらエナジードリンクと飲酒には関係がありそうです。

 未成年だって、少しくらいならお酒を飲んでも大丈夫じゃないの、と思っている人もいるかもしれません。実際、未成年は周囲の大人の寛容な態度で飲み始めることが多いようです。
 しかし、成長期の体は大人よりもアルコールから受ける影響が大きく、肝臓など内臓への障害、脳の成長を妨げる(学業成績が落ちる)、アルコール依存症になりやすくなる、性機能の発達を妨げる、などの害が短期間の飲酒でも引き起こされやすいと言われているのです。
 その後の人生に大きく影を落としてしまうことにもなりかねない未成年の飲酒。絶対にダメだという周囲の意識も必要ではないでしょうか。


参考文献

Emond JA et al. Energy drink consumption and the risk of alcohol use disorder among a national sample of adolescents and young adults.
J Pediatr. 2014 Dec;165(6):1194-200. doi: 10.1016/j.jpeds.2014.08.050. Epub 2014 Oct 5.

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