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食事・生活

アルコールが原因の急性すい炎、
お魚食べれば予防できる!?

2015年03月14日 09時00分

 上腹部の激痛、嘔吐、発熱等の症状が出て、場合によっては死に至る急性すい炎。スウェーデンの研究グループは、週に魚を2~3回食べると急性すい炎のリスクを低くすることができるという研究成果を報告しました。


Fish market

画像はイメージです。記事と直接の関係はありません。(写真:David Monniaux/クリエイティブ・コモンズ 表示-継承 3.0 非移植)

魚が体にいいのは知ってるけど?

 これまでも魚が健康に良いということは報告されていました。
スウェーデンの研究グループは、週に魚を2~3回食べると急性すい炎のリスクを低くすることができると国際誌アメリカン・ジャーナル・オブ・クリニカル・ニュートリションの2015年1月号で報告しました。

アルコールや胆石が原因の急性すい炎とは 

 急性すい炎になると上腹部の激痛、嘔吐、発熱等の症状が出て、重度の場合は死に至ることもあるそうです。発症頻度は男性が女性の2倍で、男性は50代、女性は70代が最も多いようです。 急性すい炎の主な原因はアルコールや胆石だといわれていますが、急性すい炎を予防する食事を調べたデータはほとんどありませんでした。

魚を食べれば急性すい炎を予防できる!?

 研究グループは、スウェーデン人の約4万人の男性と約3万人の女性、いずれも45~84歳を対象とし13年追跡した2件の研究データを分析しました。この研究では、魚を食べた量と胆石が原因でない急性すい炎の発症リスクとの関連を調べました。

 魚の種類は関係がない。食べる回数が重要!

 その結果、男性209人と女性111人が胆石が原因でない急性すい炎を発症しましたが、週に2~3回魚を食べている人は急性すい炎のリスクが低いことがわかりました。また、魚を週に0.9回食べている人に比べて、1.4回の人は14%、2.4回の人は23%、それぞれリスクが低いことがわかりました。週に3.5回食べる人はリスクを15%下げるものの統計的に有意な結果ではありませんでした。また、脂肪の多い魚と少ない魚を分けて調べたところ、両者の効果に差はなかったそうです。
 日本では魚介類の摂取量が年々減っているようです。食べ過ぎはよくないかもしれませんが、週に2~3回食べるように心がけたいものです。


参考文献

Oskarsson V et al. Fish consumption and risk of non-gallstone-related acute pancreatitis: a prospective cohort study.
Am J Clin Nutr. 2015 Jan;101(1):72-8. doi: 10.3945/ajcn.113.076174. Epub 2014 Nov 5.

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