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【5月31日は世界禁煙デー】禁煙しようと思った理由ランキング、1位は意外?当たり前!?
5月31日は世界禁煙デーです。禁煙するためにも目的が大切。たばこをやめようと思った人はどのようなことがきっかけでたばこをやめようと思ったのでしょうか?

写真はイメージです。記事と直接の関係はありません。
5月31日は世界禁煙デーです。日本では、5月31日~6月6日を禁煙週間として定め、禁煙の実施が呼びかけられています。
たばこが健康に悪影響を与えることは多くの研究からも明らかになっており、がんや循環器等の生活習慣病のリスクを下げるためにも禁煙は不可欠です。
喫煙者の割合は減っているのか?
現在、たばこを吸っている人はどのくらいいるのでしょうか?
日本たばこ産業の報告では、成人男性の平均喫煙率は年々減少しており、2014年は30.3%でした。これは、昭和41年の83.7%に比べ53ポイントも減少していますが、諸外国と比べると、未だ高い状況にあります。
一方、成人女性の平均喫煙率は調査開始からほぼ横ばいで、昨年は9.8%でした。一番高い年代は40歳代の14.8%でした。
たばこをやめようと思った上位5位の理由は?
愛煙家の方はどのような理由でたばこをやめようと思ったのでしょうか?
ファイザー株式会社は全国47都道府県9,400人の喫煙者を対象に調査しました。
第5位 家族や友人に禁煙を勧められたから
大切な人から勧められることもきっかけになるようです。世の中のお父さんは「あなただけの体じゃないんだから」と言われると、頑張れますよね。
周りの人が気軽に注意してあげられる雰囲気も大切なのかもしれませんね。
第4位 たばこによる汚れや臭いが気になったから
たばこを吸っている人の部屋の壁は黄色くなるという話を聞いたことがあります。住み始めたときに白かった壁が変色。発見したときにはゾッとしそうですね。
くさい臭いには注意が必要です。「パパ抱っこして」といわれ抱っこしたのに「たばこ臭いからヤダー」と言われた経験はないでしょうか。
大切なお子さんに有毒なガス(一酸化炭素)を吹きかけている可能性があります。たばこを吸っている人の呼気中には一酸化炭素が含まれていて、恐ろしいことに、喫煙してから数時間経過した呼気からも環境基準を超える一酸化炭素が検出されるようです。
第3位 自分の喫煙が周囲の人の健康に与える影響が気になったから
「結婚したから」、「子供が生まれたから」など、大切な人に害を及ぼすことを心配する気持ちが禁煙しようと思った理由につながったようです。
たばこを吸っている人が吸う煙には有害物質が含まれているのですが、たばこの先端から立ちのぼる副流煙とよばれる煙にはさらに多くの有害物質が含まれていることが知られています。たばこを吸わない人の周りで吸わないなど配慮が必要です。また、煙だけでなく、先ほどお伝えしたように息に含まれる一酸化炭素にも注意が必要です。
第2位 たばこ代を捻出しづらくなったから
35.3%の方は、経済的な理由をあげていました。また、5~6割の人が「消費税が10%になったら」、「たばこの価格が500円~600円位になったら」禁煙したいと思っていることもわかりました。たばこの価格上昇は禁煙の流れを加速しそうです。
第1位 自分自身の健康が気になったから
なんと6割を超える人が、たばこをやめようと思った理由にあげていました。たばこは、さまざまな病気の危険因子になっているので、健康のために禁煙という動機付けになっていると考えられます。
「健康第一」、「体が資本」とも言うように、健康が最も大切ということですよね!
たばこをやめようと思った理由ランキング、いかがでしたか?周囲の人の影響もあるけれど、やはり「自分の健康」が一番の理由になっているようですね。たばこの値段も上がり、経済的な理由も年々大きくなっていくかもしれません。
やっぱりやめられない!という人、「世界禁煙デー」という機会に、自分の体を大切にするということについて、もう一度振り返ってみるというのはいかがでしょうか。