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食事・生活

睡眠時間が長いだけではだめ、夜型のライフスタイルが及ぼす健康へのリスクとは

2015年06月29日 10時00分

 睡眠の時間や質は、私たちの体調に影響を与えます。韓国の研究グループは、朝型・夜型というライフスタイルと糖尿病やメタボリックシンドロームとの関連を調べました。


Evening chronotype metabolic disorders article main

ついつい夜更かししていませんか?(写真:Shutterstock.com)

 睡眠は、私たちの体調を整えるために非常に大切なものです。韓国の研究グループが行った調査で、睡眠時間が同じでも朝型と夜型の人で糖尿病やメタボリックシンドロームの危険性が異なることが示されました。

睡眠の習慣と病気との関連を調査

 研究グループは、47〜59歳の約1,600人を対象に、睡眠の習慣と糖尿病、メタボリックシンドローム、サルコペニア(加齢に伴い筋肉量が減少する病気)、内臓脂肪との間に関連があるかどうかを調べました。

 アンケート調査により、全体の29.6%の人が朝型、5.9%の人が夜型、残りの64.5%の人が朝型でも夜型でもないと判断されました。

夜型になると糖尿病やメタボリックシンドロームの危険性が高まる

 病気との関連を調べた結果、夜型の人は朝型の人に比べ糖尿病やメタボリックシンドロームの危険性が高いことがわかりました。また、夜型の人は、サルコペニアの危険性が3.16倍と高いことがわかりました。

 ライフスタイルと病気との関連は男女で明らかな違いがありました。男性の場合、朝方の人に比べて夜型の人の糖尿病の危険性が約3倍、サルコペニアの危険性が約3.9倍でした。一方、女性では、朝型の人に比べて夜型の人のメタボリックシンドロームの危険性が2.2倍高いことがわかりました(※)。

 以上のように、夜型の人は朝型の人と睡眠時間が同じでも糖尿病、メタボリックシンドローム、サルコペニアの危険性が高いことが示されました。

 研究グループは、夜型になると睡眠の質が落ち、不適切な時間の食事、喫煙、座りがちな生活になるなど不健康なライフスタイルにつながっているのではないかと指摘しています。

 夜型の人は、健康のために少しずつ朝型の生活に変えてみてはいかがでしょうか。

監修者
医師 石原藤樹先生
プロフィール:1963年東京都渋谷区生まれ。信州大学医学部医学科、大学院卒業。医学博士。研究領域はインスリン分泌、カルシウム代謝。臨床は糖尿病、内分泌、循環器を主に研修。信州大学医学部老年内科(内分泌内科)助手を経て、心療内科、小児科を研修の後、1998年より六号通り診療所所長として、地域医療全般に従事。2015年8月六号通り診療所を退職し、北品川藤クリニックを開設、院長に就任。著書に「誰も教えてくれなかったくすりの始め方・やめ方-ガイドラインと文献と臨床知に学ぶ-」(総合医学社)などがある。

参考文献
Yu JH, Evening chronotype is associated with metabolic disorders and body composition in middle-aged adults., J Clin Endocrinol Metab.

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