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頭が良くなる、だけじゃない!
魚の油は親子のメタボを防ぐかも?

2015年03月24日 11時00分

 魚は骨があるから嫌い。なんて言わないで!子供の成長に魚の栄養はとっても良いといわれています。最近増えてきた子供の肥満に対しても、魚の油が中性脂肪を下げたり血栓予防の効果があることが分かってきました。


Sabamiso

画像はイメージです。記事と直接の関係はありません。(写真:Junya Ogura/クリエイティブ・コモンズ 表示 2.0 一般)

 魚の油に多く含まれているといわれるDHA、EPA。これらの名前を聞いたことのある人は多いのではないでしょうか?DHAは脳のなかに取り込まれ、子供の脳の発達や精神活動に関与しているといわれています。EPAは脳には取り込まれませんが、血をサラサラにする効果があることがわかっています。

増加する子供の肥満とメタボ

 近年、子どもの肥満は増加し続けており大きな問題になっています。子供の肥満も大人と同じように糖尿病や高血圧などのメタボリックシンドロームの危険性があるのです。また、肥満や運動不足等が原因となる脂質異常症を発症すると、中性脂肪が高まって心臓や血管の病気にもなりやすくなるという恐れもあるのです。 米国のトマスジェファーソン大学を中心とした研究グループは、小児科分野の医学誌ジャーナル・オブ・ペディアトリクス誌2014年9月号で、DHAやEPAなどの魚の油には大人だけでなく子供の中性脂肪を下げる効果があることを報告しました。

魚の油に中性脂肪を下げる効果

 研究グループは、心臓や血管の疾患に影響する因子に対して、どの程度DHAやEPAが効くのかを判定するため、中性脂肪が高いが、悪玉コレステロールはそれほど高くない参加者42人(12~16歳)を対象として、魚の油を1日4g飲んでもらうグループと、ニセ薬を飲んでもらうグループに分けて8週間にわたって調べました。その後、4週間休みを入れ、同じ人たちに魚の油とニセ薬のどちらを飲むかを逆にして8週間調べました。結果、ニセ薬と比較して、悪玉コレステロールにはあまり効果がみられなかったものの、中性脂肪を低下させる傾向が見られました。それだけでなく、DHAやEPAにより、血栓が起こりにくくなることが分かったのです。血栓とは血液の中にできる血の塊で、脂質異常症になると現れやすくなることは以前「血栓予防の日を知っていますか?実はとても身近なあの病気、みんなで防ごう」 の記事でも紹介したことがあります。

というわけで、魚を食べよう!

 EPAは本マグロ、マイワシ、サバ、DHAはサバ、本マグロ、ブリ、サバ、サンマなど、どちらも青魚に多く含まれているそうです。おいしそうなお魚ばかりですね。お魚食べて長生きしよう!「魚のビタミンDが大腸がんからの生存率を上げる?」 の記事でも紹介したように、お魚はビタミンDも豊富!早速、今日の晩御飯はお魚にしてみてはどうでしょうか?最近では、骨があるから魚はキライ、という子供のために骨を抜いた魚も売られているようですので、このような食材を利用するのも一つの手段ではないでしょうか。


参考文献

Gidding SS et al. A double-blind randomized trial of fish oil to lower triglycerides and improve cardiometabolic risk in adolescents.
J Pediatr. 2014 Sep;165(3):497-503.e2. doi: 10.1016/j.jpeds.2014.05.039. Epub 2014 Jul 7.

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