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食事・生活

内臓脂肪だけじゃない?首の脂肪がメタボリスクに関係!?

2015年05月13日 09時00分

おなか回りだけでなく、首回りの脂肪も気にしてみる?(写真:Shutterstock.com)

太ってくると気になるメタボや心筋梗塞

 体脂肪が増えてくると、健康面で気になるのはメタボや心筋梗塞ですよね。実は、これらの病気のリスクと首まわりの脂肪には関係があるそうです。一体どういうことなのでしょうか?

首のどこに脂肪がついていると高リスクなのか

 皮下脂肪や内臓脂肪が増えると様々な病気のリスクが高くなることは、これまで多くの研究で示されてきました。それと同じように、首の太さと心臓やメタボリックシンドロームのリスクにも関連があると考えられています。しかし、まだその詳細は明らかではありませんでした。

 アメリカの研究グループは、首の周りの脂肪組織を調べ、首のどこに脂肪がついていると病気のリスクが高くなるのかを調べました。研究には、過去に病気で受診し、画像診断検査を受けていた人に協力してもらいました(男性152人、女性151人、平均年齢55歳)。研究グループは首の後ろ部分全体、首まわりの皮下脂肪、首の骨の周りの脂肪の区画に分けて脂肪の量を測定し、心臓病やメタボのリスクとの関連を調べました。

首の後ろについていると、心臓病のリスク大

 結果として、首の後ろの脂肪と皮下脂肪量が多いと、中性脂肪や内臓脂肪量と同じように心臓や血管の病気のリスクが高まり、年齢やBMIを考慮に入れて計算しても1.5倍高くなることが分かったのです(※)。特に女性はこのリスクと大きく関連していたそうです。そして、男女どちらも首の後ろや首の骨の周りに脂肪が多いほど肥満傾向が強くなっていたようです。

 もしかして太りすぎかも?と思った人は、首周りにお肉がついてきたかどうかについて少し気にしてみたほうがよいかもしれません。


監修者

医師 石原藤樹先生
プロフィール:1963年東京都渋谷区生まれ。信州大学医学部医学科、大学院卒業。医学博士。研究領域はインスリン分泌、カルシウム代謝。臨床は糖尿病、内分泌、循環器を主に研修。信州大学医学部老年内科(内分泌内科)助手を経て、心療内科、小児科を研修の後、1998年より六号通り診療所所長として、地域医療全般に従事。

参考文献

Torriani M, Compartmental neck fat accumulation and its relation to cardiovascular risk and metabolic syndrome., Am J Clin Nutr.


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