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食事・生活

肥満は遺伝子のせい・・・?
体重を〇〇倍も増やす肥満遺伝子を発見

2015年01月10日 15時00分

Fat man

写真はイメージです。記事と直接の関係はありません。(写真:CGP Grey/クリエイティブ・コモンズ 表示 2.0 一般)

肥満と遺伝子の関係

 皆さん、今年のお正月太りは大丈夫だったでしょうか?お正月太りに代表されるように、一般的に肥満の原因としては暴飲暴食、運動不足が思い浮かびます。一方で、肥満には遺伝子の影響も大きく関係しているという事がわかってきています。

 これまでにも複数の“肥満と遺伝子”に関する研究はなされてきましたが、今回ご紹介するお話も、そんな“肥満と遺伝子”に関する新しい研究です。

 名古屋大学、米国ハーバード大学、英国ケンブリッジ大学の共同グループが、2013年に新たに報告した内容によると、たった1つの遺伝子が正常に働かなくなることにより肥満になる可能性があるとの事です。

 しかも、この遺伝子、これまで知られている肥満に関する遺伝子と比較して、とてつもなく強く肥満に影響しているようなのです・・・

肥満遺伝子、その名はMRAP2。なんと体重が2倍に!?

 研究グループはMRAP2という遺伝子に注目しました。この遺伝子から作られるタンパク質はまだ機能の分かっていないところが多いものの、その構造的な特徴から、食欲を抑えるホルモンを感知し、食欲抑制などにより体重を維持するような働きが推測されました。

 研究者たちはこの仮説を立証するために、この遺伝子を人工的に『破壊』したマウスをバイオテクノロジーにより作り出し、このマウスが食欲抑制が効かずに太ってしまうのかどうかについて調べました。

 結果は予想通りとなりました。このマウスは離乳直後から太りだし、生まれて5ヶ月になる頃には、体重が正常のマウスの約2倍にもなっていたのです。

人でもMRAP2遺伝子の影響が・・・?

 このMRAP2という遺伝子は、マウスだけでなく人にも存在しています。研究グループは人のMRAP2遺伝子についても調査したところ、肥満の人ではこのMRAP2遺伝子が正常な人と一部分異なっている事を発見しました。
 残念ながら人のMRAP2遺伝子と肥満との因果関係はまだ研究の最中ですが、今後の解析によりこの遺伝子のタイプから肥満リスクを予測することができるようになるかもしれません。

 遺伝子検査MYCODEでは、これまでの他の研究を元にした、遺伝的な肥満傾向について調べる事ができます。
 自分の遺伝子と肥満の関係について知りたい方は、遺伝子検査にチャレンジしてみるのはいかがでしょうか?


参考文献

Asai M et al. Loss of function of the melanocortin 2 receptor accessory protein 2 is associated with mammalian obesity.
Science. 2013 Jul 19;341(6143):275-8. doi: 10.1126/science.1233000.

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