• カルシウム
  • 骨密度
  • ビタミンD
  • マグネシウム
体質・身体

最近イライラしてお肌もカサカサ・・・もしかしてあの栄養が不足していませんか?

公開日:2015年4月4日
更新日:2018年6月18日

 お化粧がのらずお肌がかさかさ、ちょっとしたことでイライラ・・・そんなあなた、もしかすると不足しているかもしれません。日本人に慢性的に不足しているとされるあの栄養素とは?


写真はイメージです。記事と直接の関係はありません。(写真:ManoSeca)

ほとんどの女性がカルシウム不足!?

 最近の日本人に慢性的に不足している栄養素・・・それはカルシウムです!
特に女性はその状況が深刻で、ほとんどの人がカルシウム不足であるといわれているのです。どうしてこんなにもカルシウム不足になってしまっているのでしょうか?
そしてカルシウムが不足すると何か悪いことがあるのでしょうか?

カルシウム不足が招く恐ろしい症状とは?

 カルシウムが不足することで最も有名なのは骨粗しょう症です。骨がスカスカになってくしゃみしただけで骨折したり、ついには寝たきりになったり・・・なんて場合もあるそうですから恐ろしいです。
 カルシウム不足はそれだけではありません、イライラしたり、お肌が乾燥したり、脳の働きが悪くなったり・・・痴呆症の恐れや、あまり知られていませんが高血圧や動脈硬化の原因にもなると言われているのです。他にも視力の低下や頭痛の原因など、カルシウム不足は多くの弊害を招くとされているのです。

あなたの普段の習慣もカルシウム不足の原因に

 もともと日本の土壌にはあまりカルシウム分がないため、野菜や水などからカルシウムをとる量が外国と比べると少なくなってしまうそうです。でも昔の日本人は魚などをよく食べていたので、現代ほどのカルシウム不足にはなっていなかったのかもしれません。
 食生活が大きく変わってしまった私たちは、積極的にカルシウムをとるように気をつける必要があります。特に、閉経後の女性は骨からカルシウムの流出を抑えていた女性ホルモンの分泌が低下するため、さらに気をつける必要があります。

カルシウムが効率よく取り込まれるためには

 食事には気をつけているのに、骨粗しょう症だっていわれちゃった、なんて人もいるかもしれません。もしかするとそれは、食べたカルシウムが効率的に体内に取り込まれていないからかもしれませんよ!カルシウムは、単独では体内に取り込まれないため、ビタミンDやマグネシウムを一緒にとることが大切。
 そして、カルシウムが骨になるためには、運動して骨を動かすことも必要です。毎日ゴロゴロしているとせっかくとったカルシウムは骨にならず排出されてしまうのです。思い当たるあなたは、今日からウォーキングなど始めてみるのはいかがでしょうか?
 タバコやお酒はカルシウムの吸収を邪魔するので控えめに。

あれを食べてカルシウムを取ろう!!

 カルシウムを取るためにはやはり乳製品と小魚です。牛乳はお腹を壊しちゃうという場合はヨーグルトやチーズがよいかもしれません。他にも桜えび、ひじき、緑黄色野菜なども積極的に食べると良いようです。そして、魚介、きのこ、卵などにはビタミンDが多く含まれているので、一緒に食べると効果的。20代から60代女性の一日の推奨量は650mgと言われていますが、これは桜えびだと100g、煮干しで30g、牛乳だとコップ3杯くらいが目安です。
 カルシウムが体に良いとはいっても、どんなものでも摂り過ぎはよくありません。カルシウムの過剰摂取はマグネシウムの吸収を阻害したり結石の原因になるなど害もあるようですのでくれぐれも適量を心がけ、バランスよく食べましょう。

MYCODEでわかること

 MYCODEでは、あなたの骨密度だけでなく、カルシウムやマグネシウムをはじめとした体内のミネラルレベル、カルシウムの取り込みにも関わるビタミンDについて調べることができます。
 自分の体質の傾向を知ることで、未来の健康リスクに対してより効果的な対策ができます。一度、調べてみてはいかがでしょうか?