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用語集

MYCODEのウェブサイトで利用されている言葉には専門的でわかりにくいものがあります。
ここではそういった言葉をわかりやすく解説していきます。

対立遺伝子

遺伝子座(ある特定の形質に関する遺伝情報が存在する染色体の部位)にある遺伝子は、父親と母親それぞれから遺伝情報を引き継ぐため、異なる遺伝情報を持つことになります。
このとき相同の遺伝子座にあって、異なる遺伝情報を有する遺伝子を対立遺伝子(allele、アレル)といい、ヒトをはじめとした2倍体の生物ではそれぞれの遺伝子座について2つの対立遺伝子を持つことになります。

仮に対立遺伝子をAとaとした場合、対立遺伝子の組み合わせは両親から同じ種類の遺伝子を引き継ぐホモ接合(1.AAあるいは2.aa)、異なる種類の遺伝子を引き継ぐヘテロ接合(3.Aa)の3種類が考えられます。

このような対立遺伝子の組み合わせを遺伝型と言い、各遺伝型に対応した形質を表現型と言います。また、対立遺伝子は優性・劣性の区別を付けることができる場合が多く、優性遺伝子と劣性遺伝子のヘテロ接合(Aa)では、優性遺伝子支配の形質が表現型となり、優性遺伝子のホモ接合(AA)の場合と同様となります(優性の法則)。

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