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用語集

MYCODEのウェブサイトで利用されている言葉には専門的でわかりにくいものがあります。
ここではそういった言葉をわかりやすく解説していきます。

糖質

糖質は単糖(ブドウ糖など、これ以上加水分解できない糖)を構成成分とする有機化合物の総称で、広義には「炭水化物」とも呼ばれます。糖質はタンパク質、脂肪に並び、生命の維持に必要な3大栄養素の1つであり、飲食物から摂取した糖質は、体内で分解されてグリコーゲンの形で肝臓に貯蔵されるほか、血液中にグルコース(ブドウ糖)の形で存在しています。食事などにより血中のグルコース濃度(血糖)が急上昇すると、すい臓からインスリンと呼ばれるホルモンが分泌されて、濃度の過剰な上昇を抑制するように働きます。反対に濃度が低下するとグルカゴンと呼ばれるホルモンが分泌されて、血糖値を上昇させます。
身体にはこのように、体内環境を常に一定の範囲を保とうとする恒常性(ホメオスタシス)が備わっていますが、インスリンの分泌不足や作用不足によって、血液中に含まれるグルコースの濃度が慢性的に高い状態となるのが糖尿病です。糖尿病には、小児期に多く見られるインスリン欠乏型の1型糖尿病と、主に生活習慣が引き金となって生じると考えられている2型糖尿病(成人患者の9割程度を占める)がありますが、2型糖尿病に限ってみても、200近い遺伝子との関連が指摘されています。

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