用語集

MYCODEのウェブサイトで利用されている言葉には専門的でわかりにくいものがあります。
ここではそういった言葉をわかりやすく解説していきます。

ゲノム

ゲノム(genome)とは、gene(遺伝子)とchromosome(染色体)あるいは-ome(総体)を組み合わせた言葉で、現在大きく分けて2つの解釈があります。分子生物学の立場からは、特定の生物の持つ遺伝情報の全体(つまりDNAの全塩基配列)を意味します。また古典的遺伝学の立場においては、その生物種が生きていくために必要不可欠な遺伝子が収められた染色体の1組を指し、生物種によって固有の染色体の基本数(N倍体生物の体細胞にはN組のゲノム)が存在するとされています。ヒトの持つ全遺伝子情報である「ヒトゲノム」は、ヒト(人間)を形成するのに必要な情報および生きていくために必要な情報として遺伝子に書き込まれている情報全体のことを指します。人体は約60兆個(成人の場合)の細胞で成り立っており、その細胞一つひとつの中にある核には46本の染色体(22対の常染色体と1対の性染色体)が存在します。染色体46本に遺伝情報が記録され、この染色体上に約30億個のDNA(デオキシリボ核酸)の塩基配列が存在しています。塩基配列は全てのヒトで99.9%程度同じで、0.1%の遺伝情報の違いが、人種や個人間の顔や体型、体質、性格の違いなど、ヒトの多様性につながる要素となっていると考えられています。こうした違いを解析することが、疾病のメカニズムや薬剤の副作用機序の解明、新薬の開発、より個別的な医療の提供などにつながると期待され、様々な場面でヒトゲノムデータが活用されています。

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