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用語集

MYCODEのウェブサイトで利用されている言葉には専門的でわかりにくいものがあります。
ここではそういった言葉をわかりやすく解説していきます。

オッズ比

オッズとは、統計学における事象の起こりやすさを表す指標であり、ある事象が起こる確率(p)を、その事象が起こらない確率(1-p)で割ったものです。起こる確率と起こらない確率が同じときにオッズの値は1となり、1よりも大きいと事象が起こりやすい、小さいと起こりにくいことを表します。オッズ比とは、ある条件におけるオッズと別の条件におけるオッズの比であり、ある事象の起こりやすさを2つの群で比較して示すときの指標となります。つまり、2つの群としてクロス集計表(二分割表)を考えたとき、原因のあるグループで結果が起こる確率が、原因のないグループで結果が起こる確率よりもどれだけ大きいのか、その傾向や、原因と結果の関係性を数値化した指標がオッズ比となり、一般的に1.5を超えると比較的強い関係にあると判断されます。オッズ比は医療データの解析などに有用であり、疫学研究において、ある因子がある病気の原因であると仮定したとき、特定の集団を対象としてその因子と病気との関連性を明らかにする際などに用いられます。

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