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用語集

MYCODEのウェブサイトで利用されている言葉には専門的でわかりにくいものがあります。
ここではそういった言葉をわかりやすく解説していきます。

交感神経

交感神経(sympathetic nervous system;SNS)は副交感神経とともに自律神経の一部を構成する神経で、主に昼間、活動しているとき、緊張しているとき、ストレスを感じているときなどに働きます。「闘争と逃走の神経(fight and flight)」などとも呼ばれ、激しい活動を行っているときに活性化するのが特徴です。交感神経はエネルギーをより多く消費する方向に働く神経で、交感神経が働いているときには瞳孔は拡大し、心臓の拍動は速くなり、血管が収縮するために血圧が上がり、身体や精神の活動が活発になります。
自律神経は周囲の環境や精神状態の変化にも影響を受けます。例えば、寒いときには血管を収縮させて体の熱が外部に逃げないようにしたり、暑いときには汗を出すことで皮膚の温度を下げたりして体温調節を行うほか、不安や恐怖、怒りなどを感じると心臓の動きが速くなったり、血圧が上がったり、身体が震えたり、冷や汗が出たりするのも交感神経の興奮によるものです。人が健康で快適な生活を送るためには、それぞれ対照的な働きをする交感神経と副交感神経の2つがバランスよく機能することが重要で、ストレスなどによってこのバランスが崩れると心身に様々な不調が現れることがあります(自律神経失調)。

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