ヒトが持つ遺伝子配列は誰でもほぼ共通しており、わずかに0.1%程度の違いがあるのみといわれています。しかし、その微小な違いが姿形や性格、体質などの個人差となって、一人ひとり全く異なる個性を生み出しています。また、個々人が持つ遺伝子配列の違いにより、蛋白質の機能に差が生じることが明らかになっており、疾患リスクと関連することが報告されています。
製薬企業等においても、新たな薬剤開発や市販後の調査として、遺伝子と体質・疾患等の関連を調べる研究が特に注目されており、遺伝子配列とアンケート調査結果の間になんらかの関連性を見出せば、それら遺伝子と体質・疾患等に関連する新たな発見につながることが期待されます。
以上の背景を踏まえ、株式会社DeNAライフサイエンス(以下、「DLS」といいます)では、既に取得・保管しているSNP arrayデータ(SNP:一塩基多型。遺伝子配列の中で1カ所の塩基が別の塩基に置き換わる個人差)および今回新たに取得する体質や疾患、生活習慣等に関するアンケートデータから、それらの関連性を調べることを目的として、新たに「DNA多型情報とアンケート情報の関連性調査研究」(以下、「本研究」といいます)を行います。
本研究により、これまで見出す事の出来なかったDNA多型データと疾患や体質に関する傾向を確認することを目的とします。このような研究は、遺伝子と体質・疾患等との関連性解明や新たな治療法開発等に向けても、大きな意義があります。そのため、広く社会に貢献することを目的として、本研究の成果は、有償又は無償で第三者へ提供する可能性や、学会や論文などで公表する可能性があります。但し、提供・公表される情報には、特定の個人を識別できる情報は含まれず、統計データのみが対象となります。
本研究の対象者、その他計画については以下の通りです。以下の説明をお読みいただき、本研究への参加にご同意いただける場合には、ぜひ、アンケートにご協力ください。
本研究は、DLS倫理審査委員会の承認を受けて実施しております。
募集対象
下記の2点を満たしている方
①遺伝子検査をお申し込みの際に研究参加同意をいただいている方
②すでにMYCODEの検査結果が得られている方
調査主体
株式会社DeNAライフサイエンス
研究責任者
株式会社DeNAライフサイエンス 代表取締役 大井 潤
設問数
最大27問
回答予想時間
10分程度
謝礼
無し
内容
体質、疾患、生活習慣等に関するアンケート
アンケート回答期間
2020年7月21日(火)16:00 〜 2022年3月31日(木)23:59(予定)
(アンケート回答期間は変更する可能性があります。)
研究実施期間
2020年7月21日(火) 〜 2023年3月31日(金) 2025年3月31日(月)まで
※DLS倫理審査委員会の承認に基づき研究実施期間が延長されました。
本研究についてご質問などがありましたら、下記のお問い合わせ窓口までご連絡ください。
<お問い合わせ窓口>
株式会社DeNAライフサイエンス
MYCODE Research事務局
0120-08-4946
午前10時から午後5時(土・日・祝日、年末年始は除く)
research@mycode.jp