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孤独な時、飲み会や会合に通う

原語: regular-attendance-at-a-pub-or-social-club

研究: 英国ケンブリッジ大学

この研究のふむふむポイント

お酒にはどんな種類があるのでしょうか

お酒は、製造方法によって、「醸造酒」「蒸留酒」「混成酒」に分けられます。

適度な飲酒量とは？

1日あたりのアルコール量に換算すると、日本酒だと1合程度と考えられています。

あなたは、孤独を感じた時は飲み会や会合に参加するタイプ？

英国のケンブリッジ大学の研究によると、rs290857というSNPに「T」を持っているほど、孤独を感じる時に、飲み会や会合に参加しない傾向があるということがわかりました。

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お酒にはどんな種類があるのでしょうか

　お酒は、製造方法によって、「醸造酒」「蒸留酒」「混成酒」に大きく分けることができます。
　醸造酒とは、原料をそのまま、あるいは糖化した後に酵母で醗酵させたお酒です。ワイン、ビール、清酒などが醸造酒に分類されます。蒸留酒とは、醸造酒を加熱しアルコール含有物を蒸留して造りだしたものです。ウォッカ、ウイスキー、焼酎、泡盛などが蒸留酒に分類されます。混成酒とは、醸造酒や蒸留酒を原料として、植物の果実や香草、スパイスなどを浸して、香り、味、色を浸出させ、さらに糖を加えて作ったお酒です。梅酒やリキュールやベルモットなどが混成酒に分類されます。

　日本では、お酒の税率が種類により異なるため、お酒の種類は酒税法によって定められています。酒税法は「発泡性酒類」「醸造酒類」「蒸留酒類」「混成酒類」の大きく4種に分類され、さらに17品目に細分されます（※1）。

適度な飲酒量とは？

　厚生労働省は、適度な飲酒について以下のように示しています（※2）。通常のアルコール代謝能を有する日本人においては「節度ある適度な飲酒」として、1日平均、純アルコールで約20g程度です。
　純アルコールで約20gというのは、ビールは中ビン1本（500mL）、日本酒は1合（180mL）、ウィスキーはダブル1杯（60mL）、焼酎は0.6合（110mL）、ワインは4分の1本（180mL）が目安となります。

　なお、この「節度ある適度な飲酒」としては、次のことに留意する必要があるとされています。
1）女性は男性よりも少ない量が適当である
2）少量の飲酒で顔面紅潮を来す等アルコール代謝能力の低い者では通常の代謝能を有する人よりも少ない量が適当である
3） 65歳以上の高齢者においては、より少量の飲酒が適当である
4）アルコール依存症者においては適切な支援のもとに完全断酒が必要である
5）飲酒習慣のない人に対してこの量の飲酒を推奨するものではない

あなたは、孤独を感じた時は飲み会に参加するタイプ？

　英国のケンブリッジ大学の研究によると、rs290857というSNPに「T」を持っているほど、孤独を感じる時に、飲み会や会合に参加しない傾向があるということがわかりました。

rs290857にはTT、TG、GGの遺伝型がありますが、日本人平均と比べると

・TTの遺伝型を持つ人は「孤独な時、飲み会や会合には参加しないタイプ」
・TGの遺伝型を持つ人は「孤独な時、時々飲み会や会合に参加するタイプ」
・GGの遺伝型を持つ人は「孤独な時、頻繁に飲み会や会合に参加するタイプ」

という遺伝的傾向を持っていると言えます。

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研究の詳しい内容を見る

　英国のケンブリッジ大学の研究グループは、UKバイオバンク研究の参加者452,302人を対象に、「孤独と社会活動への定期的な参加について（自己申告アンケート）」のゲノムワイド関連解析（GWAS）を行いました。その結果、孤独に関する15個の遺伝子座、スポーツクラブやジムに通う6個の遺伝子座、パブや社交クラブに通う13個の遺伝子座、宗教団体に通う18個の遺伝子座が見つかりました。
　社会的交流の頻度は、UKバイオバンクに記録されている、社会的活動（スポーツクラブまたはジム、パブまたは社交クラブ、および宗教的施設）の質問を使用して、追加のGWASを実施しました。解析対象者は「週に1回以上参加するものはどれですか（複数選択）」という質問に対して「パブや社交クラブに行く」と回答した124,047人と、「参加しない」と答えた328,255人です。
　その結果、孤独を感じた時にパブや社交クラブに行くという表現型と高い相関のあった13個の遺伝子座が見つかりました。

　rs290857は1番染色体のDPYD遺伝子に存在するSNPです。DPYD遺伝子によってコードされるタンパク質はピリミジン異化酵素であり、ウラシルとチミジン異化の経路における最初の律速因子です（※3）。

　この研究では、孤独と社会的相互作用に強く関連する約50の遺伝的変異を同定することができました（※4）。

対象SNPの遺伝型に基づき、以下のタイプに区分されます。