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子供たちが大好きなファストフード、食べ過ぎると成績にも影響!?

子供も大好きなファストフード
日曜日、今日ぐらいはお昼ご飯を作らずに、子供も大好きなファストフードへ行って、ポテトとジュース、ハンバーガーにしよう!そんな光景はどの家庭でも普通にあるのではないでしょうか。
しかし、たまにはいいのですが、しょっちゅうこれをやっていると、なんと子供の学業成績の伸びにも影響するかもしれないという研究報告が、米国の共同研究グループによってなされました。
米国の大規模調査
研究グループは、米国の幼稚園児8544人を追跡調査した研究のうちの一つとして、「小学5年生のときにファストフードを食べているかどうか」が、「読み/数学/理科の学業成績」と関係があるかどうかを調べました。
その結果、米国の子供の3人に2人以上が、何らかのファストフードを食べていると答えており、そのうちの5人に1人は、週に少なくとも4回ファストフードの食事を取っていました。
小学5年生の食生活が中学2年生の成績に影響!?
5年生のときの成績の条件のほか、社会的な状況、経済的な状況、運動をしているかどうか、テレビをどれだけみるかなどを考慮して分析した結果、何と、5年生のときにファストフードをよく食べていた場合、日本でいう中学2年生に当たる時点で、「読み/数学/理科」の3科目全ての成績が低くなっていることが判明しました(※)。
週に食べている回数の多さはお国柄、ともいえるのかもしれませんが、ファストフード、これを知ってしまうと考えてしまいますね。手軽ではあるものの、あまり頻繁にならないように、適度に楽しむのがよさそうです。
監修者
医師 石原藤樹先生
プロフィール:1963年東京都渋谷区生まれ。信州大学医学部医学科、大学院卒業。医学博士。研究領域はインスリン分泌、カルシウム代謝。臨床は糖尿病、内分泌、循環器を主に研修。信州大学医学部老年内科(内分泌内科)助手を経て、心療内科、小児科を研修の後、1998年より六号通り診療所所長として、地域医療全般に従事。
参考文献
※ Purtell KM, Fast Food Consumption and Academic Growth in Late Childhood., Clin Pediatr (Phila).