育児・子供

病気に関する情報、ダイエット、生活習慣や健康に関する情報、そして遺伝子に関する情報など、幅広い医療・健康情報の中から、育児・子供に関する情報をお届けします。

赤ちゃんが離乳食を食べてくれないのは苦味が関係?!の画像育児・子供

赤ちゃんが離乳食を食べてくれないのは苦味が関係?!

あなたの好みは何味ですか?
 子供であれ、大人であれ、食の好みは味覚と深く関係しています。例えば、生き物は生まれつき甘味を好み、苦味を嫌うことが知られています。
 
 苦味の受け取り方に関して、子供の頃は特に遺伝子の影響が大きいことが分かっています。苦味を受け取る受容体(TAS2R)は25個ありますが(※1)、今回はその中でも最も研究がされているTAS2R38遺伝子について新たに分かったことをご紹介します。
離乳食の受け入れと味覚の関係とは?
 TAS2R38遺伝子は、人によってそのDNA配列が異なる部分があり、苦味に対する感受性の高い人と低い人がいます...

生理の周期と妊娠しやすさには関係があった?の画像育児・子供

生理の周期と妊娠しやすさには関係があった?

生理に関係する様々なホルモン
 月に一度訪れる生理(月経)。おなかが痛くなったり、頭が痛くなったりという生理痛がひどい方や、生理の前から体調が優れなくなるという方も中にはいるかもしれませんね。そんな生理、どのようなメカニズムで起こっているのか、ご存じですか?

 月経周期は出血が始まった日を開始日として、この日を1日目とします。そして、次の生理が始まるまでの期間が1回の月経周期となります。個人差はありますが、月経周期の長さは通常25日から38日とされています...

どんながんも早期発見が大切!小児がんの治療法をめぐる研究の画像育児・子供

どんながんも早期発見が大切!小児がんの治療法をめぐる研究

 ウィルムス腫瘍と呼ばれる子供の病気を知っていますか?米国の研究グループにより、ウィルムス腫瘍を発症した人で放射線治療をした人は、治療後に乳がんのリスクが高まるとした研究結果がCancer誌で報告されました。
ウィルムス腫瘍とは
 ウィルムス腫瘍は、小児の腎臓に発生する悪性腫瘍で、発症するのは多くの場合は5歳未満の小児と言われています。

 ウィルムス腫瘍になると外科的手術療法,化学療法が行われますが、腫瘍が腎臓を越えて広がったか、手術で完全に取り除くことができない場合は、放射線照射による治療が行われます...

女性特有の病気の治療薬、赤ちゃんへの影響は?の画像育児・子供

女性特有の病気の治療薬、赤ちゃんへの影響は?

多嚢胞性卵巣症候群とは
 多嚢胞性卵巣症候群という名前の病気を聞いたことはありますか?多嚢胞性卵巣症候群は、卵胞が卵巣の中にたくさんでき、この卵胞が発育するのに時間がかかってなかなか排卵しない疾患で、不妊原因のひとつとなっています。

 妊娠可能な年齢の女性の5~10%の人がかかっているといわれ、月経周期が35日以上、無排卵による生殖障害、月経不順、アンドロゲン過剰症状、にきびが多い、やや毛深い、肥満などの症状が特徴で、メタボリックシンドロームの症状と似ていることが知られています...

妊娠中は食品の容器にも注意!?ビスフェノールAと子供の喘息リスクの関係の画像育児・子供

妊娠中は食品の容器にも注意!?ビスフェノールAと子供の喘息リスクの関係

 「食品用のプラスチック容器は危険」という話を聞いたことはありませんか?人に有害な物質がプラスチック容器から溶け出し、健康に悪影響を及ぼすのではないかないかということのようです。

 米国の研究グループは、一部の食品用の容器等に使われているビスフェノールAと子供の喘息との関連を調べました。
容器から溶け出す「ビスフェノールA」とは
 ビスフェノールAは、人の体内でホルモン作用をおこしたり、逆にホルモン作用を阻害する、いわゆる「内分泌攪乱化学物質」のような働きをすることが疑われている物質です...

パンやケーキが食べられないセリアック病、赤ちゃんの食事に気を使うべきなの?の画像育児・子供

パンやケーキが食べられないセリアック病、赤ちゃんの食事に気を使うべきなの?

セリアック病とは
 パン、パスタ、ピザ、クッキー、シリアル、から揚げ、ケーキ。小麦やライ麦などを含む食品に共通して入っている成分である「グルテン」。このグルテンに対して、小腸が炎症を起こしてしまう病気がセリアック病です。グルテンの入った食事をやめる治療を行わないと栄養が取れなくなってしまうため、上のような食品はすべて食べることができなくなります。

 セリアック病は遺伝的な要因や、ストレスなどが関連しているといわれていますが、リスク遺伝子をもっていれば必ず発症するわけではなく、はっきりしたことはわかっていません...

子供たちが大好きなファストフード、食べ過ぎると成績にも影響!?の画像育児・子供

子供たちが大好きなファストフード、食べ過ぎると成績にも影響!?

子供も大好きなファストフード
 日曜日、今日ぐらいはお昼ご飯を作らずに、子供も大好きなファストフードへ行って、ポテトとジュース、ハンバーガーにしよう!そんな光景はどの家庭でも普通にあるのではないでしょうか。

 しかし、たまにはいいのですが、しょっちゅうこれをやっていると、なんと子供の学業成績の伸びにも影響するかもしれないという研究報告が、米国の共同研究グループによってなされました...

川崎病を知っていますか?子供の病を救う治療の有効性と限界を知る研究の画像育児・子供

川崎病を知っていますか?子供の病を救う治療の有効性と限界を知る研究

原因不明の子供の病気、川崎病
 川崎病と呼ばれる子供の病気を知っていますか?川崎病の名前は発見者である川崎富作医師の名前からつけられ、小児急性熱性皮膚粘膜リンパ節症候群とも呼ばれます。原因は不明で、全身の血管が炎症を起こし、発熱、発疹、動脈瘤(どうみゃくりゅう、血管のなかにできるこぶのようなもの)ができるなど、様々な症状を引き起こします。

 しかし、軽度の場合は適切な治療が行われれば、数日熱がでるのみで、多くの場合治癒するといわれています。しかし重症な場合、心臓の血管である冠動脈に瘤ができて後遺症となることがあり、油断することはできない病気です...

妊娠糖尿病を知っていますか?お魚やきのこ類でお母さんの心配減らせる!?の画像育児・子供

妊娠糖尿病を知っていますか?お魚やきのこ類でお母さんの心配減らせる!?

妊娠糖尿病とは?怖い病気なの?
 妊娠糖尿病とは、妊娠中に血糖値が上昇してしまう病気です。妊娠中、お母さんの体は赤ちゃんにエネルギーとなる糖分を送り込もうとする働きが強くなり、そのため、血糖値を下げるインシュリンの働きが弱まってしまうことが知られています。

 しかし、どうしてもエネルギーをとりすぎてしまうことが多い現代人。そのせいで妊娠糖尿病にかかかりやすくなってしまうのです。妊娠糖尿病にかかると、結果的には赤ちゃんにもお母さんにも様々なトラブルが引き起こされる可能性があるため、妊娠中の血糖は常に管理しなければなりません...

赤ちゃんのときの受動喫煙がその後のアレルギーリスクを高める!?-16年間にわたる追跡調査の結果-の画像育児・子供

赤ちゃんのときの受動喫煙がその後のアレルギーリスクを高める!?-16年間にわたる追跡調査の結果-

世界中で問題の受動喫煙はアレルギーの原因に?
 国内外で受動喫煙が問題視されており、各自治体には、受動喫煙防止の対策の推進が求められています。

 スウェーデンの研究グループは、両親のたばこによる胎児や幼い頃の受動喫煙がアレルギー性疾患を発症するリスクを高めることを報告しました。
赤ちゃんへの受動喫煙の害を調査
 研究グループは、4089人の子どもたちを対象として、妊娠中から16歳まで、16年間にわたり、ぜんそく、鼻炎、湿疹といったアレルギー性疾患に対する受動喫煙の影響を調べました...