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育児・子供

妊娠糖尿病を知っていますか?お魚やきのこ類でお母さんの心配減らせる!?

2015年03月07日 10時00分

 妊娠糖尿病とは、妊娠中のお母さんの血糖コントロールがうまくいかなくなってしまうことから引き起される病気です。しかし、妊娠前からある栄養を積極的にとるようにしていれば、この病気を効果的に予防できるかもしれないことがわかってきました。


妊娠糖尿病の予防に効果がありそうな食べ物は?(写真:Shutterstock.com)

妊娠糖尿病とは?怖い病気なの?

 妊娠糖尿病とは、妊娠中に血糖値が上昇してしまう病気です。妊娠中、お母さんの体は赤ちゃんにエネルギーとなる糖分を送り込もうとする働きが強くなり、そのため、血糖値を下げるインシュリンの働きが弱まってしまうことが知られています。

 しかし、どうしてもエネルギーをとりすぎてしまうことが多い現代人。そのせいで妊娠糖尿病にかかかりやすくなってしまうのです。妊娠糖尿病にかかると、結果的には赤ちゃんにもお母さんにも様々なトラブルが引き起こされる可能性があるため、妊娠中の血糖は常に管理しなければなりません。

ビタミンDを与えたモルモット

 カナダのマギル大学をはじめとした研究グループは、妊娠前からビタミンDを摂取することで、この病気を予防できるかもしれないという報告をしました。

 彼らはメスのモルモットを使って、餌にビタミンDを加え、ビタミンDと血糖値との関係を調べました。モルモットを5つのグループに分け、ビタミンDの量と妊娠前から出産までの間で与えるタイミングに差を付けて違いを見ました。

妊娠前からビタミンDを与えた場合に予防できた

 妊娠糖尿病と診断されたモルモットの中で、ビタミンD量と血糖値、ビタミンDをとるタイミングの関連について調査が行われました。その結果、妊娠前にビタミンDを多く摂っていると、妊娠糖尿病になりにくいことがわかりました。しかし、すでに妊娠糖尿病になってからビタミンDをとっても特に効果がないことがわかりました(※)。

ビタミンDの健康効果は期待できるかも

 この研究はまだモルモットでの結果ですが、ビタミンDは、骨を作るために必要な栄養素でもあり、がんなどの病気予防にも関連しているといわれているので、不足しないようにしたいですね。

 ビタミンDは魚や卵、きのこ類によく含まれているといわれています。お母さんになりたいと思っている人もそうでない人も、普段からお魚やきのこを食べるようにしたいですね。


監修者

医師 石原藤樹先生
プロフィール:1963年東京都渋谷区生まれ。信州大学医学部医学科、大学院卒業。医学博士。研究領域はインスリン分泌、カルシウム代謝。臨床は糖尿病、内分泌、循環器を主に研修。信州大学医学部老年内科(内分泌内科)助手を経て、心療内科、小児科を研修の後、1998年より六号通り診療所所長として、地域医療全般に従事。

参考文献

Tabatabaei N, High vitamin D status before conception, but not during pregnancy, is inversely associated with maternal gestational diabetes mellitus in guinea pigs., J Nutr.


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