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病気・医療

え、ホント!?化粧品に含まれるアノ成分ががんのリスクを上げる!?

2014年12月17日 16時00分

  トリクロサンの構造。抗菌作用があるといわれていますが・・・

抗菌作用のある日用品の多くに含まれる物質“トリクロサン”

 私たちは日頃、せっけん、シャンプー、歯磨き粉から、化粧品、消臭剤、うがい薬、寝具、衣類、カーペット、おもちゃ、ゴミ袋に至るまで、さまざまな「抗菌作用」をうたっている日用品に取り囲まれています。これらの製品の中には、成分表示に「トリクロサン」と書かれているものがあります。

肝臓がんになりやすく

 トリクロサンは、日本では厚生労働省が使用を認めている抗菌物質です。しかしこれが肝臓がんのリスクを高めるらしいということが、このたび研究により明らかになりました。米カリフォルニア大学サンディエゴ校の研究グループが米国科学アカデミー紀要で2014年11月17日号で発表しました。

 研究グループは、マウスに6カ月間トリクロサンを与えた後、発がん性物質を与えてみました。するとこのマウスはトリクロサンを口にしなかったマウスに比べ、肝細胞がんになりやすく、がんの進行も早かったとのことです。

でも神経質になりすぎないで

 トリクロサンはこれまでにも、筋力を低下させたり、水と一緒に流れ出て環境ホルモンとなり魚介類へ影響を及ぼすなどで、問題視されてきました。

 とは言え、もちろん売られている抗菌グッズは、健康のために必要最小限のトリクロサンが含まれているものがほとんどです。こわいから今すぐ使うのをやめる!という必要はありません。

 ちなみに、例えば普通のせっけんでも、時間をかけて洗えば抗菌せっけんと同じくらいきちんと除菌できることがわかっています。「抗菌」にそんなにこだわる必要もないのかもしれませんね。


参考文献

Yueh MF et al. The commonly used antimicrobial additive triclosan is a liver tumor promoter.
Proc Natl Acad Sci U S A. 2014 Dec 2;111(48):17200-5. doi: 10.1073/pnas.1419119111.

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