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病気・医療

ゲーム好きに朗報!
ゲームで予防できる病気とは?

2015年01月13日 17時00分

Computer games gamesingear

写真はイメージです。記事と直接の関係はありません。(写真 Gamesingear/はクリエイティブ・コモンズ 表示-継承 3.0 非移植)

増え続ける認知症

 認知症は、いろいろな原因で脳の細胞が死んでしまったり、正しく働けなくなったために、記憶や判断力に障害が起こり、生活に支障が出ている状態のことです。認知症をひき起こす病気で一番多いのは、アルツハイマー病など、脳の細胞がゆっくりと死んでいく「変性疾患」です。次に多いのが、脳梗塞などが原因で脳の細胞に栄養が行き届かなくなり、その結果脳の細胞が死んでしまう「脳血管性認知症」です。

 厚生労働省の調べによると、日本の65歳以上の高齢者のおよそ7人に1人が認知症とされています。認知症予備軍(MCI)の人も加えると、4人に1人だそうです。今後高齢化が進むと、ますます認知症の人は増え続けると予想されています。

コンピューターゲームで認知症が予防できる!?

 以前、MYCODEトピックスで、アルツハイマー型認知症の予防にクルミが良いというお話をしました。様々な研究から、認知症は、生活習慣病との関連があることが分かっており、バランスの良い食事や適度な運動習慣が認知症予防につながると言われています。

 今回新たに、コンピューターが認知症予防に良いという研究報告が、オーストラリアのシドニー大学、マインドアンドブレイン研究所の研究グループにより、発表されました。

 研究グループは、健康な高齢者に、コンピューターによるパズルや計算などの「認知機能訓練」を行ってもらい、そのデータを分析して脳に対する効果を調べました。
その結果、頭で覚える記憶、体で覚える記憶、短期的な記憶、情報処理速度、空間認識能力などに良い効果が確認できました。
 一方で、実行力や注意力に対する効果は見られませんでした。

 また、家で一人でコンピューターを使って訓練しても効果はイマイチのようで、さらに週3回以上訓練をしても、効果がより上がるという事はありませんでした。つまり、週3回でも7回でも効果は同じでした。

 コンピューターを使って認知機能の訓練が出来れば、人手もかからず、これからの社会、とても有望です。
 実は最近、テレビゲームが認知症に良いらしいとして、老人ホームに置いてあるところもあり、今回それが科学的に証明されはじめたといえるかもしれません。

 ただし、だからと言って若いうちからゲームばかりしていては、目も悪くなりますし、あくまでも「ほどほどに」しておきましょうね!


参考文献

Lampit A et al. Computerized cognitive training in cognitively healthy older adults: a systematic review and meta-analysis of effect modifiers.
PLoS Med. 2014 Nov 18;11(11):e1001756. doi: 10.1371/journal.pmed.1001756.

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