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食事・生活

喫煙や飲酒で口の中が大変なことに!?お口の健康にも禁煙が大切な理由とは

公開日:2014年12月29日
更新日:2022年4月1日

口の中の健康を保つ細菌と、喫煙や飲酒の関係とは?(写真:Shutterstock.com)

お口の中の健康を保つ「常在菌」

 いつもお口の清潔に気を付けている方でも、実は全員必ず口の中には多くの細菌がいます。口の中の細菌は「常在菌」と呼ばれ、一種類ではなく、様々な種類の細菌が住んでいます。「細菌」というと、悪いイメージが先行してしまいますが、常在菌は多様な細菌が数のバランスを保つことで、健康を維持する大切な役割を果たしています。

 例えば一つの菌だけがたくさん増えるなど、常在菌のバランスが何らかの原因により崩れると、虫歯や歯周病をはじめとしたさまざまな病気につながってしまうことがわかっています。

飲酒と喫煙でお口の病気につながる?

 常在菌がバランスを崩してしまう原因はいくつか知られていましたが、ブラジルの研究グループは「たばこ」や「お酒+たばこ」がその原因の一つとなる、という報告をしました。

 研究グループは、お酒もタバコも消費しない9名、両方とも慢性的に大量に使用する7名、お酒は飲まないがタバコは吸う6名の人に協力していもらい、歯周ポケットのあたりの常在菌を綿棒でぬぐい取り、DNAを取り出して、それぞれの人での常在菌のバランス(種類や数)を解析しました。

 その結果、「たばこ」または、「お酒+たばこ」の人は、常在菌のバランスが崩れ、種類が激減しているということが判明しました(※)。(この研究では、お酒だけの人は調べていませんでした。)常在菌バランスが崩れると、さまざまな口の病気につながっていくとのことです。喫煙や過度な飲酒は、様々な病気につながることが知られていますが、口の中の健康にも影響を与えていそうです。


監修者

医師 石原藤樹先生
プロフィール:1963年東京都渋谷区生まれ。信州大学医学部医学科、大学院卒業。医学博士。研究領域はインスリン分泌、カルシウム代謝。臨床は糖尿病、内分泌、循環器を主に研修。信州大学医学部老年内科(内分泌内科)助手を経て、心療内科、小児科を研修の後、1998年より六号通り診療所所長として、地域医療全般に従事。

参考文献

Thomas AM, Alcohol and tobacco consumption affects bacterial richness in oral cavity mucosa biofilms., BMC Microbiol.


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