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お酒で気分転換?ハードワーカーの人が飲みすぎに注意すべき理由とは

2015年02月25日 09時00分

 仕事や家事で疲れたときなど、お酒で気分転換したいと思う方もいるのではないでしょうか。フィンランドの研究グループは、長時間労働している人ほどお酒を飲みすぎる傾向にあることを報告しました。


仕事が終わった後のお酒、飲みすぎには注意が必要です(写真:Shutterstock.com)

働きすぎると飲みすぎる!?一体どういうこと

 仕事を終えたときのお酒の味は格別!という方もいらっしゃるのではないでしょうか。でも、働きすぎの人はお酒の量に注意が必要かもしれません。

 フィンランドの研究グループは、週に49時間以上働いている人は危険な量のお酒を飲んでいる傾向が高いことを報告しました。

週49時間以上働いている人は要注意

 これまでにも長時間労働と飲酒量は関連すると指摘されていましたが、研究の規模が小さく十分に証明されていませんでした。研究グループは、長時間労働と飲酒との関連を調べるために、14ヵ国の約33万人を対象にした61の研究と9ヵ国の約10万人を対象にした20の研究から、あわせて40万人を超えるデータを集めて分析しました。

 その結果、長時間労働者は飲酒量が増えるリスクが高まることがわかりました(※)。欧州連合(EU)では、労働時間指令(European Union Working Time Directive)によって週の労働時間の上限が48時間と定められていますが、危険な量のお酒を飲むリスクは週49~54時間働いた人で約13%、55時間以上働いた人で約12%高まることが示されました。性別、年齢、社会的なステータス、地域による差はなかったそうです。

 今回の研究で、週49時間以上働いている人は、そうでない人に比べ危険な量のお酒を飲んでいる可能性が高いことがわかりました。働きすぎて疲れ、お酒で気分転換するつもりが体を壊し・・・という悪循環に陥らないように気をつけたいものです。


監修者

医師 石原藤樹先生
プロフィール:1963年東京都渋谷区生まれ。信州大学医学部医学科、大学院卒業。医学博士。研究領域はインスリン分泌、カルシウム代謝。臨床は糖尿病、内分泌、循環器を主に研修。信州大学医学部老年内科(内分泌内科)助手を経て、心療内科、小児科を研修の後、1998年より六号通り診療所所長として、地域医療全般に従事。

参考文献

Virtanen M, Long working hours and alcohol use: systematic review and meta-analysis of published studies and unpublished individual participant data., BMJ


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