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食事・生活

コーヒー愛飲者には気になる、胃がんとコーヒーの関係
公開日:2015年4月28日
更新日:2021年1月21日
コーヒー好きですか? コーヒーを飲むと胃がんのリスクが高まるという、普段からコーヒーを愛飲している人には気になる研究結果が報告されました。

コーヒー大好きだけど、今日はちょっといいかなっていう時ありますよね(写真:Shutterstock.com)
コーヒーは様々な病気に良いというけれど
コーヒー好きには気になる研究結果が報告されました。コーヒーにはパーキンソン病や2型糖尿病などの発症リスクを下げるという多くの報告があるのですが、一方で胃には負担を与えているそうなのです。
胃がんのリスクは1.24倍に
中国の研究グループは、コーヒーを飲むと胃がんのリスクが高まることを報告しました。
研究グループは、2013年10月までの論文情報のデーターベースの中から8件の研究結果を入手し、約31万3千人分のデータを解析しました。10~18年間の追跡調査で、約1400人が胃がんになっており、コーヒーを飲むことで胃がんのリスクが1.24倍高くなっていることがわかりました(※)。
コーヒーを飲みたくないときは
今回の報告では、コーヒーを飲む量との関係はまだ解析されていないようなので、今後の研究結果が気になります。
普段からコーヒーを愛飲している人でも、体調が悪いときなどコーヒーを受け付けないときはないですか?そのようなときは、無理して飲まないほうがいいのかもしれませんね。
監修者
医師 石原藤樹先生
プロフィール:1963年東京都渋谷区生まれ。信州大学医学部医学科、大学院卒業。医学博士。研究領域はインスリン分泌、カルシウム代謝。臨床は糖尿病、内分泌、循環器を主に研修。信州大学医学部老年内科(内分泌内科)助手を経て、心療内科、小児科を研修の後、1998年より六号通り診療所所長として、地域医療全般に従事。