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食習慣にも遺伝子の影響が?コーヒーを飲む量と遺伝子の関係

2015年01月25日 12時00分

コーヒーを飲む量にも遺伝子は影響を与えているのでしょうか?(写真:Shutterstock.com)

「一日で飲むコーヒーの量」は何で決まっているのか?

 コーヒーは世界中で最も愛されている飲み物の一つです。一日に何杯かコーヒーを飲んでいる方は多いのではないでしょうか?

 それでは、多くの人は一日にどれくらいコーヒーを飲んでいるのでしょうか。コーヒーを飲む量は国によっても異なり、平均すると米国人はコーヒーを1日におよそカップ2杯程度しか飲まないのに対し、ヨーロッパ人の多くは少なくとも1日にカップ4杯は飲んでいるそうです。身の回りでも、コーヒーをよく飲む人と全く飲まない人、様々ですよね。個人が一日に飲むコーヒーの量の差はどのように生まれているのでしょうか?

 日頃のコーヒー摂取量には文化的な影響だけでなく、遺伝子の影響もあるのではないかと考え、米国研究グループは、コーヒーの消費量に影響を与える遺伝子について研究を行いました。

コーヒー消費に関連する新たな遺伝子を発見

 研究グループは、日常的にコーヒーを飲んでいる約12万人もの人々の遺伝子情報とコーヒー消費量のデータを用いて大規模な調査を行いました。

 その結果、コーヒー消費量に影響を与えると考えられる8つの遺伝子を見つけることに成功しました(※)。それらの遺伝子の多くはカフェインの代謝やカフェインの生理作用を高める働きをもつと考えられている遺伝子で、つまり、カフェインの代謝や神経系への作用がコーヒーを飲む習慣に影響を与えていることが予想されます。遺伝子の働きによって、実際にコーヒーを飲む習慣をもつかどうかに影響を与えているかもしれないというのは、とても興味深いですね。 

 ちなみに、コーヒーには様々な病気の予防効果があると考えられており、コーヒーの摂取によりパーキンソン病や2型糖尿病、がんなどの発症リスクが低下するという報告があります。これらはまだまだ研究途上ではあるものの、日常生活にも関係の深いコーヒーについて、今後も研究が進んでいくのは楽しみですね。


監修者

医師 石原藤樹先生
プロフィール:1963年東京都渋谷区生まれ。信州大学医学部医学科、大学院卒業。医学博士。研究領域はインスリン分泌、カルシウム代謝。臨床は糖尿病、内分泌、循環器を主に研修。信州大学医学部老年内科(内分泌内科)助手を経て、心療内科、小児科を研修の後、1998年より六号通り診療所所長として、地域医療全般に従事。

参考文献

Coffee and Caffeine Genetics Consortium, Genome-wide meta-analysis identifies six novel loci associated with habitual coffee consumption., Mol Psychiatry.


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