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健康意識は日本人平均以上~アンケートから見る、MYCODE会員の健康対策~【MYCODEレポート】

公開日:2020年5月14日

普段どんなことに気をつけて過ごしていますか?(写真:Shutterstock.com)

 2014年のサービス開始以来、多くの方にご利用いただいているMYCODE。会員の皆様には共同研究やアンケートに度々ご協力いただいており、知識や学習意欲の高い方が多いことは事務局でも実感するところです。
 
 そんなMYCODE会員は「健康意識」もやはり高いのでしょうか?MYCODE会員が意識している生活習慣や、健康維持のポイントはどのようなものなのでしょうか。会員の皆様に、健康意識に関するアンケートにご参加いただき、その結果を厚生労働省が実施した全国版の健康意識調査と比べてみました!

アンケート実施概要

 厚生労働省が国民の健康に関する意識の傾向を捉え、「平成26年版厚生労働白書」の作成等に当たっての資料を得ることを目的として、2014年2月に実施した調査(※)を参考に、一部同じ質問を交えてMYCODE会員の健康意識について調査を行いました。

<調査概要>
調査期間:2019年11月1日 ~ 11月8日
調査対象:MYCODE会員
調査方法:メールマガジン会員向けインターネット調査
有効回答数:968件
男性:518名(20代:10名、30代:53名、40代:147名、50代:166名、60代:104名、70代以上:38名)
女性:448名(20代:16名、30代:58名、40代:142名、50代:168名、60代:53名、70代以上:11名)
その他:2名(40代:1名、50代:1名)

「健康である」自覚は全国平均並

 「あなたは普段、健康だと感じていますか?」との設問については、MYCODE会員と厚労省調査の回答傾向に明確な差はありませんでした。厚生労働省調査では「非常に健康だと思う」もしくは「健康な方だと思う」と答えた方が全体の73.7%という結果でしたが、MYCODE会員アンケートにおいても74.5%の方が「非常に健康だと思う」もしくは「健康な方だと思う」と回答していました(図1)。

 MYCODE会員を含め、日本人の7割を超える方が「自分は健康」だと感じていることになります。

図1. あなたは普段、健康だと感じていますか。

「健康」と自覚している割に、不安も大きい?

 健康だと感じている割合は日本人平均と同程度でしたが、一方でMYCODE会員は日本人平均よりも健康に対する不安がある方が多いようです。

 厚生労働省調査では、「あなたは健康に関して何らかの不安をお持ちですか?」という設問に対して、「ある」と答えた方は61.1%だったのに対し、MYCODE会員に対するアンケートでは健康への不安が「ある」と答えた方は77.9%と、8割近い方が健康への不安を感じていることが明らかになりました(図2)。

図2. あなたは健康に関して何らかの不安をお持ちですか。

 MYCODE会員の中で不安があると答えた方に、具体的な不安の内容について聞いた設問では、「体力が衰えてきた」と答える方が最も多く、次に「ストレスが溜まる・精神的に疲れる」が多い結果となっています(図3)。

 がんや糖尿病などの具体的な病気以上に、漠然とした不安や、精神的な疲労を感じている方が多いようです。

図3. 健康に関して何らかの不安が「ある」とお答えの方にお伺いします。あなたの抱えている健康に関する不安はどれだとお考えですか。(いくつでも)

健康のために実際に「何かをしている」人は、日本人平均よりも多い

 日本人平均よりも、やや健康への不安がある方が多いMYCODE会員は、健康のために何か行動している、という方も多いということが見えてきました。

 厚生労働省調査において、「あなたは普段から健康に気をつけるよう意識していますか」という設問では、「健康のために積極的にやっていることや、特に注意を払っていることがある」、もしくは「健康のために生活習慣には気をつけるようにしている」と答えた方は全体の5割程度だったのに対し、MYCODE会員へのアンケートでは上記2つの回答を全体の7割近い方が占めていました(図4)。

図4. あなたは普段から健康に気をつけるよう意識していますか。

健康情報については専門家の意見を重視、とはいえテレビの影響も大きい!?

 健康への意識が高いことがわかってきたMYCODE会員の方は、普段、どのような健康情報を信頼し、取り入れている方が多いのでしょうか。

 「あなたは1~12の健康に関する情報をどの程度信用できるとお考えですか」という設問では、テレビ・ラジオ、新聞、総合雑誌、健康雑誌など12個の情報提供先の中で、「かかりつけの医師」や「大学や病院、診療所」に対して「非常に信用している」もしくは「まあ信用している」と答えた方の割合は9割以上となりました(図5)。

 厚生労働省の調査と比較すると、MYCODE会員は上記以外に「シンポジウム・講演会」、「家庭向け医学書」などに対して「信用している」と答える方が、日本人平均より高い傾向があることがわかりました。

図5. あなたは1~12の健康に関する情報をどの程度信用できるとお考えですか。

 一方で、実際にはどのような情報と接している方が多いのでしょうか。「前問でお聞きした健康に関する情報に、どの程度接していますか。」という設問に対し、MYCODE会員を対象とした調査でも、厚生労働省の調査でも、「テレビ」や、「インターネット」に対して「いつも接している」もしくは「時々接している」と答えた方が7割以上と、最も多い結果となっていました。

 その中でも、MYCODE会員に特徴的と考えられる情報収集先としては、「大学や病院、診療所」や、「総合雑誌」、「健康雑誌」などが日本人平均よりも高い値となっていました。全体の割合としては少ないものの「シンポジウム・講演会」も、日本人の平均と比べるとやや多い傾向が見られました。

 一方で「新聞」に関してはMYCODE会員はむしろ少ない傾向となっていました。

図6. 前問でお聞きした健康に関する情報に、どの程度接していますか。

今後気をつけたいのは、「運動」?それとも・・・ 

 MYCODE会員が、今後の健康のために気をつけたいことはどんなことでしょうか?
 
 「あなたは今後、健康のために気をつけたいことはありますか」という設問では、「食事・栄養に気を配りたい」、「過労に注意し、睡眠、休養を十分とるよう心がけたい」、「運動やスポーツをするようにしたい」と答えた方は全体の約7割に及んでいました。日本人平均ではこれらの選択肢を選んだ方が5~6割だったことを考えると、ここにもMYCODE会員の健康意識の高さが浮き彫りになっているといえるのではないでしょうか。

 一方で「酒・タバコを控えたい」や「健康の情報・知識を増やすようにしたい」と答えた方は日本人平均と大きく変わりませんでした。MYCODE会員は、もうすでに禁煙し情報は常に取り入れている方が多い、ということかもしれません。

図7. あなたは今後、健康のために気をつけたいことはありますか。(いくつでも)

アンケートにご協力お願いいたします

 MYCODE会員の健康意識調査レポート、いかがでしたでしょうか?MYCODEでは、今後も様々なアンケートや意識調査を行い、よりよいサービスの向上につなげていきたいと考えております。
 
 アンケートの依頼はMYCODEからのメールマガジンで行っておりますので、ぜひご参加をお願いいたします。