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食事・生活

森のバターとも呼ばれるアボカドが、悪玉コレステロールを減らす!?

2015年05月19日 09時00分

 アボカドは栄養豊富。含まれる脂肪分は、不飽和脂肪酸とよばれ、中性脂肪や悪玉コレステロールを減らす効果があると言われています。そんなアボカドを食事に取り入れることで、どの程度悪玉コレステロールや中性脂肪を減らすことができるのか、研究が行われました。


栄養豊富なアボカドの健康効果とは?(写真:Shutterstock.com)

アボカドに含まれる不飽和脂肪酸

 アボカドはお好きですか?サラダにしたりサンドイッチにしたり、パスタのレシピなんかもおいしそうですね!
 
 「森のバター」とも呼ばれるアボカドは、栄養豊富で脂肪分も多く含まれますが、アボカドの脂肪分は「不飽和脂肪酸」です。不飽和脂肪酸には中性脂肪や悪玉コレステロールを減らす働きがあるため、アボカドを食べていれば血液をサラサラにして心臓や血管の病気を予防する効果が期待されます。

 しかし本当にアボカドを食べていれば悪玉コレステロールが減るのかということは証明されていませんでした。

低脂肪食よりも、アボカドを加えた食事の方が悪玉コレステロール値が減った

 病気ではない肥満気味の45人に、低脂肪の食事、平均的な脂肪量の食事、そしてアボカドを加えつつ平均の脂肪量と同程度に調節した食事を、5週間ずつ、途中各2週間の休み期間を挟みながら食べてもらいました。

 アボカド以外の食品は食事ごとにあまり大きく変わらないように厳密に調整されました。各食事期間の最後に血液検査が行われ、調査前の値と比較されました。

 その結果、低脂肪の食事では悪玉コレステロールの平均値が実験前よりも7.4mg/dL減少、non-HDLコレステロールの平均値が4.8mg/dLの減少だったのに対し、アボカドを加えた食事期間では悪玉コレステロールの平均値が13.5mg/dL減少、non-HDLコレステロールの平均値が14.6mg/dL減少したそうです(※)。

 1日1個ならビタミンEなどの栄養のとりすぎも問題ないそうです。今日からの食事にアボカドを取り入れてみてもよいかもしれないですね。


監修者
医師 石原藤樹先生
プロフィール:1963年東京都渋谷区生まれ。信州大学医学部医学科、大学院卒業。医学博士。研究領域はインスリン分泌、カルシウム代謝。臨床は糖尿病、内分泌、循環器を主に研修。信州大学医学部老年内科(内分泌内科)助手を経て、心療内科、小児科を研修の後、1998年より六号通り診療所所長として、地域医療全般に従事。

参考文献
※ Wang L, Effect of a moderate fat diet with and without avocados on lipoprotein particle number, size and subclasses in overweight and obese adults: a randomized, controlled trial., J Am Heart Assoc.

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