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あなたは朝食を食べる派?食べない派?ダイエットに効果があるのは果たして

2015年04月01日 09時00分

ダイエットに朝食抜きは効果があるのでしょうか?(写真:Shutterstock.com)

朝食を食べないほうが痩せるはず?

 毎朝、元気に起きて朝食を食べていますか?朝からもりもり食べるよ、という人もいれば、朝は眠すぎて何も食べられない、という人まで様々かもしれません。

 健康のためにはしっかり朝食を食べた方が良いのでは?と思いながらも、時には「朝食はやめたほうがいい」、や「1日二食の方が健康に良い」という意見を耳にしたりすることも。ダイエットをしている場合、朝食を食べなければその分1日の摂取カロリーを減らすことができそうですが、実際はどうなのでしょうか?

 米国の研究グループが、朝食を抜いたときのダイエット効果について、気になる研究結果を報告していましたのでご紹介します。

朝食を抜くか、きっちり食べるかで何が違うのか

 研究グループは、以前の研究で朝食を抜いた人たちにあまりダイエット効果が見られなかったことに注目し、原因を調査する研究を行いました。

 19歳前後の肥満気味の女性20名をランダムにグループ分けして、朝食を食べないグループ、高タンパク質(約35g)の朝食を食べるグループ、通常の朝食(たんぱく質量は約13g、カロリーは同じ)を食べるグループに分け、6日間過ごしてもらいました。

 7日目、同様に朝食をとってもらって(あるいはとらないで)から4時間の間、30分ごとにアンケート調査を行い、甘いものやしょっぱいものをどのくらい食べたいかを数値で解答してもらいました。

 そして血液中の「ドーパミン」と呼ばれる脳内物質を作る酵素の濃度を測定しました。ドーパミンは一般的に、おいしいものを食べたり、いいことがあったときに分泌され、満足感の指標ともいえます。

朝食を抜いたときの逆効果!?どか食いの衝動に駆られる

 結果、朝食をとったグループは朝食をとらないグループと比較して、食後に引き起こされる「甘いもの」や「塩気のあるもの」を食べたい欲求が抑えられていることがわかりました(※)。

 さらに、高たんぱく質な朝食を食べていたグループの方が、通常の朝食のグループよりも食べたい衝動が抑えられていました。高たんぱく質の朝食グループでは血中でドーパミンを作る酵素の量が大きく増えていました。つまりたんぱく質の量をたくさんとったことで満足感が高くなり、その後の食欲が急激に上昇しなかったと考えられるのです。

 つまり、朝食をとらないと午前中の間ずっと満足感が得られず、甘いものや味の濃いものをむしょうに食べたくなってしまう「どか食い」衝動に駆られてしまうのかもしれません。せっかく朝のカロリーを制限しても、その後の食事で甘いものやカロリーの高いものを食べてしまうとダイエットは成功しにくい、ということなのかもしれませんね。

 そして今回の結果から、脂質や糖質ではなくたんぱく質を少し多めにとることで朝食の満足感を得られやすいこともわかりました。明日からの朝食で意識してみてはいかがでしょうか。


監修者

医師 石原藤樹先生
プロフィール:1963年東京都渋谷区生まれ。信州大学医学部医学科、大学院卒業。医学博士。研究領域はインスリン分泌、カルシウム代謝。臨床は糖尿病、内分泌、循環器を主に研修。信州大学医学部老年内科(内分泌内科)助手を経て、心療内科、小児科を研修の後、1998年より六号通り診療所所長として、地域医療全般に従事。

参考文献

Hoertel HA, A randomized crossover, pilot study examining the effects of a normal protein vs. high protein breakfast on food cravings and reward signals in overweight/obese "breakfast skipping", late-adolescent girls., Nutr J.


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